なんとなく昨日はお休み。
一応、動画やサイトは火曜日にすると決めたんだけど、最近ほぼ毎日投稿しているよね。
そんな中、今日は当ブログにしては珍しく、リズムについて取り上げようかと思います。
夏夫はリズムが取れなくて悩むことが少ないため、後回しにされがちだったリズム。今日はそれにスポットライトを当てます。
このトレーナー、今まで取り上げたことあったっけ?
シンガーであり、ボイストレーナーであるそうです。
今まで取り上げた、よくある(?)ボイストレーナーやっているシンガソングライターですね。
さてさて、どんなトレーニングを紹介しているかな?
- 母音をリズムのジャストにする
- 子音を立てる
- リズムを細かくとる
ふむふむ。
うーんとね。夏夫的にはあまりおすすめできないかな。
なんだろう。こんな難しいことやる必要ないのでは?と思ってしまう。
いや、違うな。肝心な内容が抜けているというか。
ああ、そうだ、そうだ。この人、メトロノームに合わせて歌っているじゃん。
でも実際の歌でメトロノーム鳴ることって無いよね?ということは…?
そう。実際の歌では、他の楽器の音を聞いてリズムを把握するんですよね。カラオケでも同じです。
音楽はハーモニー(調和)ですからね。他の楽器がどのタイミングで音を出しているのかを把握して合わせていかないと、けつまずいた(この表現分かるかな?)曲になります。
だから、メトロノームに合わせて歌う必要なんか無いし、逆に他の楽器を聞かずして練習しても意味が無いことになります。
リズムをキープする楽器といえば、ドラムですよね。
よくドラムの音をよく聞いてリズムを取れって言いますよね?
では、実際にドラムの音ってどうなっているかを見て(聴いて)みましょう。
これこれ。
ドンドンパンドンドンドンパンドン…
メトロノームはカッカッカッポーンカッカッカッポーン…
ね?違うでしょ?
だから、メトロノームに合わせてそれが癖になってしまうと、ドラムに合わせられなくなります。それじゃあ大変。歌に使えないよね?
目的と手段を間違わないようにしましょう。我々の目的はドラムの音に歌声を合わせることです。だから、練習はドラムの音でやるのが正しいよね?
ドラムの音、聴いてもらって分かるように、ドンの場合とパンの場合がありましたよね?
もちろん、あの動画だけでなく、他の曲も(3拍子とかでなければ)だいたい同じになっていますので、好きな曲のカラオケ音源とかで確認してみてください。
こーんな曲でもしっかりドンの場合とパンの場合があります。
途中からパンが多くなりますが、最初の方とか、しっかりドンとパンがありますよね?
聴くのはメインのメロディーではありません。何かをこすったようなチッみたいなドラム音を聴きます。
そうなんです。これがリズムで一番重要なこと。ドンの場合とパンの場合がある。すなわち、強弱がある。英単語のアクセントみたいなものですね。
ズレないように一定の速さに合わせることが重要なのではなく、強弱を合わせることが重要なんですね。
やはり、大きな音って目立ちますからね。他が多少ズレていたとしても、大きな音の部分さえ合っていればなんとなく合って聞こえるものです。
動画だと、ドンとパンではパンの方が音が大きいですね?じゃあ、パンの時に合うようにすればいいですね。
ということで、パンの時にリズム合わせる練習。パンの時だけ手拍子してみます。
いち、にー、さん、よんっていちいち手拍子しなくていいから楽ですよね。
え?なになに?ドンドンパンドンドンドンパンドンじゃなくて、ドンドンパンドンドンパンに聞こえるって?
そう。パンの音が大きいから後ろのドンにまでズレ込んでいるからです。でも、それでいいんです。
なぜなら、上にも書いたように、大きい音は目立つから。後ろが多少ズレたっていいんです。ただ、ズレを引きずって次のパンがズレるとまずいので、パンのすぐ後のドンは目立たなくなってます。
ここまでやって、やっと1番。母音をリズムのジャストにする。
ただ、しゃくる時とかは少しズレてもかまいません。大事なのは上に書いた、大きい音の時は絶対外さないようにする。
もちろん、ドラムの音が大きいので、歌声も大きくしてもいいですよね。もちろん、そのまま歌ってもいいですが。
2番の子音を立てる。うーん。これはやらなくていいかな?
3番のリズムを細かくとるにも関連してきますが、やった方がいいのが、母音を重ねる。
ここでやっていることそのまんまなんだけど、しゃくりのみならず、リズムを把握するという意味でもこのトレーニングはやった方がいいと思います。
ただ、全部分ける必要はないかな?リズムが分からなくなりそうなので。
分けるとしたら、リズムがよく分からないところとか、パンの時とかがいいかな。
やっぱり、パンの時は外せないので、ここを細かく取っていくといいことがありそうですよね。
かといって、パンとパンの間も音が小さいとはいえ、いい加減にしてしまうと、歌もいい加減に聞こえてしまうので、ある程度は合わせる必要があります。
裏拍の話をしていますが、あまり関係ないかな。だいたい裏拍で始まるとも限らないから。
ただ、裏拍から始まっているところって、パンに合わせようとすると、リズムがよく分からなくなることが多いので、そういうところは母音を重ねて歌ってみるのもいいかな。
<追記>
よく勘違いされやすいんだけど、もしかしたらこのトレーナーもそんな意味で裏拍って言っているのかもしれないけど、裏拍はドンドンパンドンの最初のドンの位置って意味じゃなくて、パンの2つ前のドン(パン)とパン(2つ先のドン)の間のタイミングって意味ね。
ドンドンパンドンをより細かく分けてドオドオパアドオのオやアの位置がのうち2つめと4つめのドンが裏拍。なので、裏拍から始まると片足引きずったような感じで始まります。(もしくはけつまずいた感じ)
この感じを利用して、パンの前の裏拍に跳び箱の踏み切りみたいな感じで低い音を入れておいて、次の音をパンに合わせて高い音にする。とかっていうパターンもよく見られます。
もちろん、裏拍の音をそのまま伸ばして、パンの部分で母音にして、片足引きずったような感じを出す曲もあります。
<ここまで追記>
どうだろう?
童謡みたいにゆっくりした曲じゃないとリズムが合わせられない。最近のポップスやアニメソングみたいに速い曲になると絶対にリズムが合わせられない。って人には参考になったかな?
速いとはいっても、パンの時だけを追えばいいから、そこまで速くは感じないはず。
とりあえず、リズム苦手な人はまずはマリオのパンから手拍子してみよう。
あ、あと、篠田沙希だっけか。最初の動画のトレーナー。あの人の動画はあまり参考にならないと思うので見ない方がいいと思います。歌が下手になってしまいそう。
だってね、いつもはBEAMトレーニング持ち出して批判する夏夫でも、今日はBEAMトレーニング一切出さずに批判できちゃってますからね。
もうBEAMトレーニング以前の問題なんですよ。完全に間違ったやり方なんですよ。
やはり、あれですね。いつも理論好きなクラシック側のボイストレーナーの動画に批判するのに出している「百聞は一見にしかず」ですよ。
批判ですけど、「百聞は一見にしかず」は間違っていませんよね?というか、正しいかどうかを判断するために、実際に見てみることは大事です。だからこその「百聞は一見にしかず」
え?じゃあ、BEAMトレーニングではリズムどう習うのかって?それは受けてみてのお楽しみですね。