日曜日に柳先生の音程正解率を上げる動画をとりあげたので、令和も5年目になる今、ボイストレーナーは音程の取り方についてどんな解説しているか知りたくなって、検索してみました。
とりあえず、トップにこのサイトがヒットしました。
ほうほう。とりあえず、まとめてみます。
- 曲を覚えていない
- 曲のキーが合っていない
- マイクの持ち方が悪い
- 自分の声を聴いていない
- リズムがずれている
- 力みすぎている
- テクニックを意識しすぎ
1つずつ見ていきましょう。
1番。論外でしょう。
覚えていない曲で音程取れるわけがない。だって、正解が分からないから。
ただ、この場合にガイドメロディやガイドボーカルを使おうとなっているので、これが本来の使い方かな。
柳先生とか、何もしなくても音程が取れるような人はたぶんこれが大きな要因。
2番。これもねえ。
ただ、これは1回は歌ってみないとどんなキー
なのかが分からない。
曲の音程を知ることも大事だけど、その前に自分がどの音
を出せるのか、曲にどの音
が含まれているのかを把握しないと音程
取れませんよね。
ここまでは従来型ボイストレーニングでもBEAMトレーニング
でも共通です。
3番。持ち方かあ。
極端に変な持ち方していなければいいとは思うのだが。
ただ、BEAMトレーニングやっていると、ついついBEAMを止める位置にマイク
を持っていきそうになるので気をつけないといけませんね。
頭式呼吸ができるようになったら、BEAMを止める位置にマイクを持ってきても音程
合うようになるのだろうか?
4番も論外ですが、エコーをオフにしましょうってことだね。
5番。リズムのズレに気づけるか。
音程バーの見すぎは良くない。
さてさて、ここまでは比較的対策が簡単なものばかりでした。
曲を知る。マイクを持つ。録音した自分の声を聴く。エコーを切る。そんなところ。
6番。このパターンの人が一番多そうです。
力みすぎているは力みすぎているでも、どこに力が入っているかが重要です。
たしかに喉に力を入れすぎると音程
は合いません。昔の夏夫の歌い
方ですね。
力みをなくす方法。
- 全身のストレッチ
- ハミング
- リップロール
- 腹式呼吸
- あくび
うん。Dr.Hいわくオペラだね。
カラオケ歌うのになんでオペラの方法するの?
当然、こんなことやっても音程正解率上がりません。当たり前じゃん。
全身のストレッチ。力を入れるべきところに力
が入らなくなり、音程
が取れなくなります。ひたすらリラックスしたって歌
は上手くなりません。
ハミング。鼻詰まっていたらできませんし、ハミングで音程ズレる人はどうしたらいいの?
リップロール。これもできる人できない人に分かれるかな。
この動画の1分50秒過ぎですね。
ポップスでリラックスしちゃダメですよ。
だって、外国人のアーティストってすっごい口して歌ってますよ。
ということで、口は個性を作るところだそうです。
すると…こんな質問が出てきます。
音程合わせるのに個性を潰さなければいけませんか?
そうだよね、いくら個性っていったって、今は音程取れるかどうかが重要ですからね。
その答えは、BEAMトレーニングで音程
が取れなくなるかどうかを見てみればいいでしょう。
あれれ?
音程ガッツリ取れていますね。
ピッチも上がっています。
カラオケだと音程
正解率大幅上昇
じゃないですか?これ。
ということは、個性を潰さずに音程合わせることができますね。
ということで、リップロールも効果あるとはいえない。と。
腹式呼吸。上の動画でも言っていたけど、腹式呼吸すると逆に音程
が取れなくなる?声が太くなる?
というか、歌で腹式呼吸って完全にオペラだよね?
あくびも同様。オペラっぽい声になるよ。
喉を開くって書かれているけど、喉が見えない以上、実際に開いているかどうかは分からない。
5つ載っていましたが、これらをやって音程正解率上がった
人、いますか?
夏夫は全然上がりませんでした。
百聞は一見にしかず。実際にやってみましょう。やってみた結果で判断してみると良いかもしれません。
7番。テクニック。
ビブラートで音ズレる?そうかな?
どちらかというと、しゃくり入れようとして失敗するパターンか。
これもやってみるのが一番で、テクニック入れるのと入れないのとで音程正解率がどのぐらい変わるかを見てみると良いでしょう。
おすすめアプリ。チューナー。ソルフェージュアプリ。カラオケアプリ。
そんなアプリ入れるぐらいだったら、ピアノアプリ入れた方がよっぽど音程合うと思うのだが。
ピアノアプリはピアノアプリでも、鍵盤叩いて音を合わせるのとは違う使い方だぞ。
新曲視唱という文字が出ている時点で、もうオペラのアプローチじゃん。
カラオケの音程
正解率を上げたいのに、なんでオペラの方法するの?
おすすめ動画。しらスタ、MASAYAH、翔てんてー。
どれも当てになりません。紹介されているトレーニングやっても音程正解率上がりませんでした。
よくある質問。
- サビしか音程合わないのはなぜ?
- 歌が上手く聞こえる人でも外すのはなぜ?
- 高音部分はどうやって合わせる?
サビしか音程が合わない。よーく音程バーを見てみよう。簡単な音程バーになってませんか?
サビって割と簡単な音程になっていることが多いです。すごいものになるとたった4音しか使ってないとか。
だから印象に残るんですね。
その前提があって、あまり曲を覚えていないってなるんですね。順序が逆です。
歌が上手く聞こえる。自分より歌
が上手い人って上手く聞こえるものです。
でも自分は音程正解率高いぞという人のみに当てはまるでしょう。
自分より歌が上手く聞こえる。でも音程
正解率は自分より低い。そんな場合。
書かれているようにアレンジの影響はあるかもしれませんね。
そうでない場合はアレンジ関係なく単に外しているんでしょう。
高音部分。
声を張り上げているから。人による。
ストレッチやリップロールして歌う。それだけで高音は出ません。というか、逆にリップロールしてしまうと高音が出なくなります。
裏声。できる人とできない人がいる。
全く当てにならないアドバイスですね。
どうしてもの部分は裏声で合わせるしかないですが、その間は顔芸で乗り切りましょう。
えっ!?顔芸?って思った人もいるかもしれない。
いくつか方法はありますが、Dr.Hは
この動画の6分20秒過ぎで「絶対に目を見開きながらやってください」と言っています。
これです。
目に思いっきり力を入れて目力で歌うつもりで歌って
みましょう。
いつもより高い音が出やすくなっているかと思います。顔芸といっても、この程度です。
ただ、これ、当たり前ですが、目がすごく疲れるんですよね。
疲れない方法を知りたい人はBEAMトレーニングを受けてみてください。
ボイトレスクール。本当にポップスのボイトレスクールかな?
ロアボイス。新しいスクールなので聞き慣れない。サイト見てみた。
真ん中あたりにある他のボイトレスクールとの比較表、メソッド重視Aスクールってもしかしてkissmusicのことかな…?
BEAMトレーニングは自主練サポートについては、ほとんどありません。これやっておいてって言われて、完全に自分でやる形です。
ミックスボイスという単語があるのでポップスのスクールじゃなさそうという嫌な予感をして、別のページも見てみた。
高音が出ない原因
- 息を吐きすぎている
- 無駄な力が入っている
- 喉を閉めている
無駄な力、喉を閉める。めちゃくちゃ嫌な予感。こんなの、どうやったら分かるの?
息を吐きすぎる原因は「声帯を閉じる筋肉が不足している」そうです。だから、こんなの、どうやったら分かるの?
不足している状態と不足していない状態を比較した整体の画像でも載せればいいのに、載せてない。怪しい。
喉声という意味不明ワード登場。いや、声は喉から出てくるから、鼻声とかじゃなければ全部喉声だよ。
体の凝りとか歌とは関係ない言葉も出てますね。
非公開の動画、どんな動画か気になります。体の凝りの有る無しで実証した動画でしょうか?
メロディ、音階のイメージができていない。これ、高音関係ないのでは?
地味でめんどくさいし、さほど重要ではないかと。
メロディや音階のイメージというよりは、音の上下だけで十分かと。この音からこの音に飛ぶって把握だけしておけばいいよね。
4つの改善法。原因のところで比較画像とか出せばよかったのに、なぜ出さない?
地声を鍛える。ガ、ゲで低音域。こんなことしたらBEAMが下がって、さらに歌
が暗くなりますよ。
なんでわざわざ高音から離れる音の練習をするのかな?
裏声のトレーニング。整体が伸びる感覚。いや、見えないから。伸びた状態の整体の画像でも載せればいいのに。
ベルティング。ベルカント唱法に名前が似ていますね。もしやベルカント+ingかな?やっぱりクラシックの教室では?
ミックスボイス。「人によってミックスボイスの定義は違い音色も異なるため、習得が難しい発声方法」いや、人によって定義が違ったら無理でしょう。
動画見られたので見てみた。声微妙だな。「あのー」とか「えーと」とか多いし。信用していいの?これ。
自信ない感じですね。滑舌も悪いみたいだし。
地声アプローチで感覚つかんで反復練習か。いや、これできない人どうするの?たぶん多くの人ができないかと。
身体のどこそこの部分が振動したら正解。とか無いの?なんで見えない話で完結しちゃうの?なんで見せようとしないの?それでもボイストレーナーなの?
腹式呼吸。胸式呼吸も腹式呼吸も使ってください。とのこと。ここはさすが令和ってとこ。腹式呼吸にこだわってなさそう。
というか、他のボイトレスクール紹介しちゃってるよ。
シアーミュージックとアバロンミュージックスクールは元のサイトにもあったので、椿音楽教室も見てみよう。
カラオケのコースは無く、声楽とソルフェージュになってますね。完全にオペラです。
ちなみに、ロアボイスのユウさんの歌も聴いてみました。
ふむふむ。
ところどころオペラっぽい発声しているけど、そうじゃないところもある感じか。
悪くはないけど、あまりボイストレーニングしてオペラっぽい発声に近づけすぎちゃうと雰囲気に合わない歌
になっちゃうかなというおそれが内包している歌
という感想。
元に戻る。ロアボイスは講師はポップスの発声もできるが、教えているのはオペラの発声法だった。
では、シアーミュージックはポップスを教えているのか?
楽器のレッスンの片手間にやっている超有名なボイトレスクール。
一応、カラオケコースもあるみたい。
マンツーマンで柔軟にレッスンする感じ。ふむ。講師の知恵を使ってカラオケ採点で高得点を取る感じのコースか。
あれ?ウォーミングアップや発声練習あるぞ。上の動画でDr.Hが言っていたよね?巻きで進行していますの話。
腹式呼吸や口の開け方とか書かれている。あれ?本当にポップスか?これ。
ボーカル&ボイストレーニングコースにも同じようなことが書かれていますね。
どうもポップスのトレーニングじゃなさそうです。かといって、講師(現役ミュージシャン?)によって知恵はバラバラ。よって、オペラでもポップスでもない何か(?)を学べそうです。
こんなところ、行ったって音程正解率は上がらないでしょう。
残り、アバロンミュージックスクール。
BEAMトレーニングを受けた身としては、ソニーミュージックからデビューという文字を見て、何かつながっているのではないか?と思ってしまいました。
こちらも音楽教室の片手間にやっている有名な大手のスクールですね。
ボーカルコースというのがカラオケの音程
正解率を上げるコースかな?
Amazonで1位の本を激推ししていますね。
あ、そうか。kissmusicは実物の本で1位ではなく、電子書籍のkindleで1位を取ったんでしたね。
どんなジャンルもokって書いてあります。怪しさ200%
ジャンルが変わると教える内容もガラッと変えないといけないけど、大丈夫なのか?
どうでもいいけど、オヤジだからか、「中高生の方は全コースが割引適用」を「中高年の方は全コースが割引適用」に空目した。
詳しい内容はあまり書かれていないが、下のデビューサポートコースのところに書かれていた。
「アバロン・ボイストレーニング」で、まずはしっかり発声。腹式呼吸や音程、リズムの基礎も学びます。
やっぱり腹式呼吸するのか。腹式呼吸はポップスに使えないのでは?
ただ、ちょっと気になる。「アバロン・ボイストレーニング」という独自のメソッドなのかな?
腹式呼吸をやりながら、ポップスに使える発声があるのだろうか?
さらにデビューサポートコースを詳しく見てみる。
J-POP~ロック、R&B、アニソンまで!様々なジャンルの歌を在校生の方々が披露!
えっ!?
様々なジャンルって、ジャンルごとにトレーニング内容が変わるから、それ全部やるってこと!?
それめっちゃ大変じゃない?
ただ、「J-POP~ロック、R&B、アニソン」であれば、ジャンル的には近いから、間に合うのかな?
いや、これにジャズとか混じってきたらどうするの?できるの?
ジャンルにあまりこだわらなく、オペラの発声法を全てのジャンルに流用しそうで怖い。
明確にオペラだと書かれてはいないものの、ジャンルにこだわらないところや、大手のスクールなので音大卒の講師が多数在籍していることから、ここもポップスのトレーニングができるかというと、怪しいところはありそう。
音程正解率は…音程正解率そっちのけで別のことやりそうですね。
ほら、シアーミュージックだとカラオケのコースあったけど、ここは無いじゃん。だから。
音程の取り方調べたのがボイトレスクールのレビューになってしまった。
ただ、びっくりしたのが、この令和のご時世にいまだに腹式呼吸で音程
取れるって書いていること。
書いた日付見てみたら、なんと今年の4月だよ。
いまだにこんなことやっているの?(シリーズ何回目だっけ?)
もちろん、柳さんの動画も含め、どれも音程正解率を上げられないからね。
あ、検証してみるって書いておきながら、やってなかった。また今度だ。