今回のボイトレ討論会の動画は物議を醸し出しそうです。
今回から肩書きが消えました。以前の動画についたコメント
の返信という形での動画
になりました。
ポップスとオペラが正反対というのに違和感がある。オペラは格式高い伝統的なジャンルだということは分かる。じゃあポップスでの発声の仕方に定義ってあるの?というコメント。
ここから延々とポップスとオペラの違いについてDr.Hが持論を述べていきます。
オペラは誰かから習って成長していく。
いやいや、オペラに限らず、ほとんどの分野がそうでしょうに。
筆記試験のある分野はほぼ間違いなく、これです。自分で勉強したり、誰かから習ったりで試験を突破しますよね?
世の中には全部独学で試験を突破するすごい人はいますが、たいていの人は独学での勉強では限界があります。だからこそ、誰かから習って試験を突破しますよね?
分かりやすいのだと、運転免許ですね。原付免許以外は誰かから習って取得した人がほとんどではないでしょうか?
ポップスは人から習ったらカッコ悪い。ということはBEAMトレーニング受けている夏夫はカッコ悪い。
湖西個性が第一。そうなると、上手くない歌でいいの?ってなるよね。
音痴も個性。高音が出ないのも個性。でもそれって逃げじゃね?
最近のポップスはみんな高いのは?個性とはいえ、揃って高い
のはなんかおかしくね?
音痴なアーティストさんもいませんよね?本当に個性第一なのか?
夏夫の考えでは、たしかに人から習ったらカッコ悪い。という考えもあるかもしれない。
あるかもしれないけど、そういうのって、歌の基礎を習うというよりは、歌
の表現
とか、歌い
方に関わるものじゃないかな。
要は他人のコピーになり下がるからカッコ悪いってことだと思う。だからこその個性じゃないかな。
つまり、歌の基礎という土台はしっかりできていて、その上でその人の歌
の個性
が重要視されるという世界だと思う。
歌の基礎もできておらず、音痴なのが個性だとか、高音
出ないから高音
入った曲は歌いませんみたいな個性はなんか違うと思う。
Dr.Hも言っていたじゃん。アーティスト本人を参考にしろって。
ポップスの歌の練習法が生まれてこなかったのは、人から習ったらカッコ悪いという風潮より、歌
の基礎という土台ができていないとそもそもポップスとして参加できないという障壁があったからじゃないかな。
で、ポップスとして参加するために歌の基礎という土台を作るものって何があったかというと、Dr.Hが散々批判しているボイストレーニング
だよね。
ここで基礎を磨いて、基礎が整ったら、個性を入れてポップスの歌にしよう。誰もがそう考えていると思います。
そうなると、ジャンルとか考えなくなってしまいますね。だって、歌の基礎だから。たとえオペラの表現を習ったとしても、ポップスの表現にすげ変えればいいだけだから。
ところがどっこい。オペラでは腹式呼吸が歌の基礎だ。脱力が歌
の基礎だ。となっているから、歌
を上手くしようとすると、オペラの表現もセットでついてきてしまう。一昔前のテレビ通販でよくあった、抱き合わせ販売みたいなものですよね。
物だったら、いらないって捨てれば済みますが、ボイストレーニングはそうはいかず、オペラの表現を捨てようとすれば、元の歌
の基礎まで捨てることになってしまう。それが
湖西個性を潰す原因になってしまうんだよね。
そして今まで何度も出てきた、腹式呼吸、ミックスボイス、鼻腔共鳴。ここあたりは同じことの繰り返しなので省略。
技術・テクニックというものは定型。ガタなんだよ。と言ってます。えっ!?ガタ?新潟?
使えばそういう技術の効果がある。効果があるかどうか胡散臭いボイストレーニングもありますけどね。
やはりここも基礎ができていないと効果を得られないようになっているのかもしれませんね。
ポップスの世界ではそういう
新潟型とか技術を嫌うそう。
だったら、歌の練習という概念すら無くなりそうですね。だって個性だから。癖だから。真似してできるようなものじゃないから。
矯正だったら、BEAMトレーニングだって一緒じゃん。どう矯正していくかって方向が違うだけで、矯正なのは同じだよ。
というか、そもそものBEAMトレーニング自体、やることが決まっている型だし、矯正だよ。まさかこの期に及んで自分が作ったメソッドを否定しているのか?
音程が合うようになりたい。高い
声が出せるようになりたい。だからボイストレーニング
を受けるんだけど、もしそれらの願いがかなったらどうなる?音程
が合うように矯正されるし、高い
声が出るように矯正されるよね?
だから歌の練習自体が矯正で、ポップスで矯正を嫌うのであれば、音痴な歌
がポップスか?
ポップスの世界において、音程が合うような希望や高い
声を出せるような希望はご法度か?
なんかここいらが腑に落ちませんね。
乗り越えたのがBEAMトレーニング。と自分のメソッドを宣伝していますが、今までの話とつながりません。
なぜなら、上にも書いたように、BEAMトレーニングだって矯正だし、型なんですよ。
夏夫的にはBEAMトレーニングは歌
の基礎になるトレーニング
だと思っています。なぜなら、コーラス志望の人でも受けて歌い
やすくなったってホームページに書かれているからです。
オペラにしろ、ポップスにしろ、基本の土台となる歌の基礎ができていないと話にならないわけです。
だけど、今までのオペラを基にしたボイストレーニングだと歌
の基礎が上手くできない。下手な歌
にテクニックだけが乗っかる状態とDr.Hも言ってましたよね?
それを乗り越えたのがBEAMトレーニングでは?
歌は生身が重要。その生身を歌向けに矯正(改善)するためのトレーニング
がBEAMトレーニング
だよね?
そこで土台ができて、やっとオペラやポップスの歌を歌える状態になるのでは?
BEAMトレーニングは歌
を矯正しない。いや、するよ。ここ見てもらったら分かるけど、だいぶ矯正されてきました。
公の場で嘘は良くないですよ。
最後に庭の垣根や仕事での例え話で簡単にジャンルの違いについて説明しています。
勝手にあることないこと言われるのはもうブッ潰してやりたくなりますね。
仕事の例だと専門家として違うということを述べたくなりますね。
そう考えると、しらスタはイライラしますよね。ということで、Dr.Hさん。ポップスボイストレーニングの専門家としてぜひしらスタを潰してください。あることないことガンガン言ってますので。
他のジャンルに物を言うことは間違いやすい。たしかにそれはそう。
なんだけど、腹式呼吸の話につながらないんだよね。
いっぱい吸えるって信じている。そりゃあ専門家がそう言うからねえ。
半分しか吸えないのはオペラでも問題になるのでは?
ミックスボイスを使ってないのにミックスボイスで歌っていると言う話について。
ミックスボイスは定義があって、その定義に当てはまるものだったから、ミックスボイスで歌っていると表現しているだけでは?
最近ではラーメンも色々な定義がされていますよね。
寿がき屋が載ってませんが、たぶん、どこかに分類されるんでしょうね。寿がき屋は気にしてなくとも。
で、寿がき屋が後で気づく。ウチって○○系だったんだ。みたいな。
そうなんですよね。こういうのって後からの人が勝手に名前をつけていくんですよね。あだ名みたいなものですか。
だから本人はミックスボイスを知らなくても、後からの人がミックスボイスってあだ名をつける。で、それが本人に知られて、ああ、これはミックスボイスって言うのか。ふーん。みたいになるんですよね。
定義に含まれていればいいだけなので、本人が使う意思があろうがなかろうが、ミックスボイス呼ばわりされることはあります。
ただね。トレーニングしたことある人なら分かると思うけど、ミックスボイスって定義しか言ってなくて、出し方が色々あるんですよね。
定義と技術・方法は別なんですよね。
なので、ミックスボイスはテクニックですらない。ともいえます。
あーやっぱりこれもジャンルの違うところにツッコんだ結果、間違えたのかな。
ジャンルの違い。細かいことのように思えるけど、結論が真逆になったら怖いね。気をつけよう。