一応、レビュー書いたサイト

かなり評判良いんですよ。しかも90点もこの人はつけています。

音痴を解消できるかどうかという点を除けばほぼその通りのことが書かれています。

 

では、この教材はどんな人に向いているのでしょうか。自分なりに考えてみました。まずは結論から。

 

<向いている人>

・ある程度の音程は狙えばブレずに確実に取れる(1、2音だけでも大丈夫)が、高音とかが苦手で音域を広げたい人

・自分で計画を立てて実行できる人(当たり前)

・吹奏楽経験ゼロの人

・口以外のところで呼吸できる人

・モノマネが上手な人

・頭で覚えることより身体で覚えることの方が得意な人

・生物が人並み以上に得意な人(例:胸と腹の区別がつくかどうか)

・親兄弟に音痴な人がいない(音楽に興味が無くて音痴の場合を除く)

・歌を歌わないでピアノの音に音程を合わせる練習が苦痛ではない人

・ハミングができる人

 

<向いていない人>

・自分の声を変えたい人

・計画を立てるのが苦手で、誰かに計画を立ててもらいたい人

・吹奏楽をやっていた人

・口でしか呼吸ができない人

・モノマネが下手な人

・身体で覚えることが苦手な人。頭でっかち。ロジカルシンキング。

・生物が苦手で胸と腹の区別もつかない人

・音楽に興味があるのに音痴な親兄弟がいる人

・すぐにでも歌を歌いたい人

・ハミングができない人

 

 

一つ一つ理由を見ていきます。

・ある程度の音程は狙えばブレずに確実に取れる(1、2音だけでも大丈夫)が、高音とかが苦手で音域を広げたい人

音程が全く取れない場合、58ページでついていけなくなり、挫折します。

ハミングができればまだ大丈夫かもしれませんが、ハミングができないと完全に詰みます。

結果、基礎がいつまでたっても完成せず、音痴は治りません

 

また、確実にブレずに音が出せることも重要で、入りだけ音程が合っていたとしても、ブレれば音程は外れます(当たり前)。

つまり、ブレる=音程が必ず合わないことになります。僕、これで悩みました。

 

逆に確実にブレずに音が取れるのであれば、音程が変わったとしても、確実に取れるコツが身体で分かっているため、息の速度を調整したり、顔の向きを変えたり、口の開きを変えたり、出す音のフレーズを変えたり(「あー」を「おー」にするとか)と工夫すれば改善する余地があります。

 

・自分の声を変えたい人

声を変えるような内容は載ってませんでした。

モノマネが上手くなりたいと思っている人はここから入る人が多いかと思いますが、残念ながら載ってませんでした。悪しからず。

 

・自分で計画を立てる

これはもう言うまでもないですね。通信教育をやろうと思うなら常識です。無計画にやると混乱してうまくできません。音痴改善に限らず、どんな通信教育でもそうです。

 

・吹奏楽経験

意外に思われたかと思います。

トレーニングの内容が吹奏楽トランペットの練習とほとんど同じなんです。

だから、吹奏楽トランペット経験のある人の場合、似た練習を歌でやっていると思うんです。

というか、吹奏楽トランペット経験のある人にとって知っている情報が結構あるんですよ。

なので、吹奏楽トランペット経験のある人がこの教材をやるのはちょっと微妙かなと。

逆に吹奏楽トランペット経験ない方が真新しい情報が多くてためになると思うんですよ。ニコニコ

 

・口以外のところで呼吸

これはここ見れば分かるかな。

僕が最初につまずいたところです。

これってできる人、います?

まあ僕が知らないだけで、いるのかもしれませんが。

 

・モノマネ

何でも学ぶ時はモノマネからって言いますからね。

「まなぶ」という言葉は「まねをする」という言葉の変形だという説もあるぐらいです。

つまり、上手くまねができれば上達が早いということ。

特に歌はそうなんじゃないかな。まねが上手くできるごとにコツを1つ身体で覚える。

できると楽しくなって次々できるようになっていく。そんな感じかな。

なんとかできるようにと苦労してまねしようとしても、まねが下手糞だとうまくできない。そして挫折する。

誰かモノマネが上手くなるコツ教えてくれー

 

・身体で覚える

感覚的な内容が多かったので、ロジカルシンキングだと厳しいかな。

感覚でつかむ。とか、息を遅く出すとか。

頭で息を遅くすると分かっていても、身体がついてこないんだよな。

 

・生物

おそらく中学の生物の内容ぐらいを理解している人だとなんでもないような内容なんだろうけど。

中学の生物すらよく分からん人には専門用語の羅列で何のことか分からない部分があります。

なんというか、人体って目に見えないからイメージできないんですね。触ることもできないし。

 

・音痴な親兄弟

これは運動性音痴です。

運動性音痴。つまり運動がうまくいかないということ。

そんな人が親兄弟に居れば、遺伝している可能性があるため、出したい音が出ないということになります。

出したい音が出ないということは…一番上に書いた状態と同じ状態になり、いつまでたっても音程が合わず、音痴を解消できなくなります。

ふと思ったんだけど、僕が音を安定して伸ばそうとすると、身体の中にある何かの器官が無意識にそれを止めようとするのかもしれない。それでブレるんだったら、その器官の動きを止めるとかの方法が必要になるのだが。

 

・音合わせトレーニングが苦痛

吹奏楽トランペットの練習もそんなものです。音合わせ。安定して伸ばすトレーニング。で、それらのウォーミングアップ的なトレーニングが終わって初めて曲の演奏になるんです。

それが苦痛であれば、この教材のトレーニングは続きません。上記のウォーミングアップ的なトレーニングをしてから歌えと教材にも書かれていましたし。たぶんそうした方が上手く歌えると思います。吹奏楽トランペットでもそうだったのでなおさら。

 

・ハミング

この教材のところどころ、裏技的な方法として紹介されていますが…

ハミングができないとその部分が全滅します。

僕、ハミングできないので全滅しました。

 

 

こんなところかな。参考になると嬉しいです。

まだあるかもしれない。思いついたら追記しようかな。