『叢』
あたりまえの風景ですが、これもまた「潜在芸術」のひとつだと思っています。
テレビなので、その真偽は不明ですが、遺影に魂が入ったり出たりすると写真の重さが数グラム変化するという現象が放映されていました。㎎単位ならほこりやら湿度の影響はあるかもしれませんが、テレビ放送のような数グラム単位の変化となると自然現象と考えるのはムリがあります。はたしてどんな現象だったのでしょうか…
でも霊魂という ‟存在” と言っていいのかわかりませんが、そんな現象は確実にあると思うのです。というのも、母から実際に聞いた話からそう信じるようになりました。まさか自分の親なので、作り話をしているとは思えず、実際に不可解な体験をしたとしか思えなかったからです。
以下に5年前に書いたブログ記事を転載してみます。
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わたしがまだ中学生の頃。
母は歩いて数分の会社にパート勤務していました。セロテープでも有名なニチバンの関連会社で働いていました。
そこで母は、まったくの素人ながら、社内でレタリングを学び、あちこちの有名企業のロゴが入ったテープのデザインを担当していました。
母の作品集を見せてもらったことがありましたが、世の中に流通している有名企業のセロテープばかりで、「これ、ほんとに書いたの?」と、わたしは目を丸くして驚いて聞くほどでした。
そんな事務所で、最も親しくしていた同僚に〇〇さんがいました。
少人数の事務所だったので、なおさら母と〇〇さんは、親しくしていたようです。
しかし、ある日○○さんは体調を崩し、急遽入院。
手遅れの癌でした。
もちろん見舞いに行った母は、「意外と元気そうだった」と楽観的な様子。すぐに、命にかかわることはないと思っていたそうです。
ところが、ある日の夜。
母は眠りについて、深夜にいきなり目が覚めたそうです。
「あれ?誰か呼んだ?」と感じて。
耳を澄ますと、「●●さ~~ん、●●さ~~ん、●●さ~~ん」と母の名前を呼ぶ声が、部屋の外から何度も聞こえたそうです。
母は「うわぁ、〇〇さんの声!なんで、なんで?!」と恐怖しか感じなかったとのこと。というのも、〇〇さんは病院に入院しているのですから。臆病で超こわがりだった母は、布団をかぶって、いつのまにか眠りについたそうです。
そして、翌日の朝。
母が会社に出勤すると、「深夜に〇〇さんが、亡くなったそうだ」と社長からの話があり、「最後に私に会いに来てくれたんだね、〇〇さんは」と母はしみじみ語っていましたが、「でも、あのときは、ほんとに怖かったよ」とも言っていましたっけ。
霊魂というか、霊的な現象って、何かが実際にほんとうにあるものなんですね。
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