この記事も2019年1月初出の古い記事ですが、毎週いまだにランキングに上がってくるような人気になっている記事なので再掲載してみます。

あの『孤独のグルメ』の井之頭五郎さん風の語り口で書いています。

 

ただし、『孤独のグルメ』に出てきた料理そのもののレシピではなく、あくまでもわたしが想像たくましくして作った料理である点は、ご了承ください。

 

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さて、用意するのは、もちろんニンニク。

ひとり分なら大きめのニンニク2片くらいか。

番組内で紹介されていた炒飯のニンニクは、乱切り風の切り方だったが、今回は薄切りにしてみた。最初にニンニクを中華鍋に投入して、焦がしニンニクの香ばしさを出したかったからだ。ニンニクのひとつを薄切り、もうひとつはすりおろす。

 

中華鍋にラードとサラダ油を半々の分量で加熱。

うっすらと煙が立ち上るくらいまで。

さぁ、いよいよ戦闘開始。

スピード勝負の炒飯作りだ。

薄切りにしたニンニクを中華鍋に投入。

あっという間にきつね色に変わる。

そこへすかさず卵投入。

輪切り唐辛子も同時に。

すぐさま、一気にかきまぜる。

ここで加熱しすぎてはいけない。

卵のしっとり感が残った状態の中へあたたかいご飯を放り込む。

さぁ、鍋を返しまくれ!

腕力勝負!

ご飯、卵、ニンニク、輪切り唐辛子の大乱舞だ!

全体がなじんだところで、塩、胡椒、黒胡椒、味の素、顆粒ガラスープ、料理酒少々を投入。ご飯を焦がさないよう、この投入スピードがポイントだ。

不安なら調味料は、あらかじめ必要量混ぜて準備しておいてもよい。

そして、再び鍋を返して、調味料をご飯になじませる。

混ぜる時間は、せいぜい10秒程度か。

炒飯は、とにかくスピード勝負だ。

その後、すぐに生のすりおろしニンニクも入れる。

そして、再び鍋を全力で返す。

この時間も10秒ほどか。

そこに、ネギのみじん切りとラー油(大さじ1杯くらいを目安で好みで)を。

さぁ、再び中華鍋を舞台にした大乱舞ショーを繰り広げろ!

あとは30秒ほど混ぜたら、ピリカラにんにく炒飯の完成だ。

 

 

皿に盛りつけると、立ち上るニンニクの香りがたまらない。

わたしの食欲をたたき起こすのに十分だ。

早く、早く、早く食べたい。

スプーンを持つ瞬間までもどかしく感じるほど、怒涛の食欲がわたしを責め立ててきた。そして、ひとくち・・・・・

うぉぉ、これだ、これだ!

まさしく、ピリカラにんにく炒飯様の降臨だ!

いいじゃないか、いいじゃないか。

いやいや、今回は言葉を訂正したい。

すごいじゃないか、すごいじゃないか!だ。

あとは、もう一気に炒飯を口腔内へ放り込む。

うまいぞ、うまいぞ。

今、わたしの脳内には、この言葉しか充満していない。

ふと気付くと、皿には米粒ひとつ残っていなかった。

満足だ。心底、満足だ。

 

最後に蕪の浅漬けで、口の中と気持ちを落ち着かせた。

 

作ってよかった、食べてよかったピリカラにんにく炒飯だった。

 

【追記】上記調理法のそれぞれの調味料の分量は、各自お好みの適量でお願いします。わたしの場合、料理はすべて勢いだけで作ってしまうので、どの調味料をどのくらい入れたのかさえ覚えていないということがよくあります。

料理を作って、家族から「これ、おいしいねぇ、どうやって作るの?」と、聞かれても「さぁ??どうやって作るんだろうねぇ、でも、おいしいねぇ、ハハハハハ~」となることたびたびなんです(笑)

 

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