「待つ人々」

 

ふと思ったんですけど…

先日ひょんなきっかけで、レヴィ=ストロースという社会人類学者であり哲学者のことを知り、「ありあわせの知」という考え方に感銘を受けました。

『野生の思考』という著書が有名だそうですが、まだそこまでは読んでいません。

 

というか、構造主義と言われても、わたしの脳細胞では理解できないかも(笑)。

さて、アマゾン川流域の先住民族に出会ったレヴィ=ストロースは、「先住民たちの習俗や儀礼、神話の数々は決して野蛮で未熟なものではなく、極めて精緻で論理的な思考に基づいているのだ!」と発見し、それを「野生の思考」と名付けたとか。

 

さらに、未開民族の思考を「前論理的」だとする見方は西洋近代の「科学」に縛られた偏見でしかないと論破しました。

「精密自然科学より一万年も前に確立したその成果は、依然としてわれわれの文明の基層をなしている」と。

 

「ありあわせの知」で目の前の問題を次々と解決している未開民族に対して、「マニュアルがないと動けない」、「携帯を無くしたら、何もできなくなる」というのが現代のわれわれ。アフリカで歩いて旅を続ける若者は、ナイフひとつで必要な道具を作り、食料を調達し、安全な寝床を作るという。

 

とはいえ、現代文明にどっぷり浸かったわたしたちが、そんな生活ができるはずもなく、する必要もありません。

せめて、何かしらの問題が目の前に持ち上がったときは、「できない!」と悲鳴をあげるのではなく、「考えろ!考えろ!答えは見つかるはずだ!」という姿勢を忘れないことではないでしょうか?

というか、この考え方は、社会人になってからのわたしの考え方そのものです。

 

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