人には必ず親がいます。
父と母、2人です。

その2人にも両親がいます。4人です。

その4人にも両親がいます。8人です。

こうして代を重ねるごとに2倍になっていきます。

では、問題です。
20代さかのぼると、何人になると思いますか。

数千人でしょうか。
数万人でしょうか。

正解は、約105万人です。


20代前というと、室町時代あたりでしょうか。
室町時代のころに、私の先祖が105万人もいたことになります。


105万人というと、秋田県の人口に匹敵します。
秋田県民全員がご先祖様なのです。


もし、この私の先祖である105万人のひとりだけでも、子供を産む前に亡くなっていたら、
今の私は生まれていなかったことになります。

さらに105万人のカップル、約50万組がもし出会わなかったら、
やはり生まれてこなかったことになります。


出会いって、偶然ですよね。
ちょっとでも違っていたら、出会っていなかったということがあります。

さらに、本能寺の変で織田信長が暗殺されていなかったら、

関ヶ原の合戦で東軍が負けていたら、

私の何十万人のご先祖様の一人くらいは亡くなっていた可能性が高い。
その場合、私は生まれてこなかった。別の人が生まれてきたはずです。


以上は20代先のご先祖様だけの話です。

さらに、19代先の約52万人、

18代先の26万人についても、

同様のことがいえます。


これは事実です。
種も仕掛けもありません。

両親が出会わなければ、子が生まれなかった。
当たり前の事実です。


だから、私たちが生まれてきたということは、とてつもない低い確率なのです。
年末ジャンボ宝くじで3億円あたるくらいの比ではありません。
天文学的に低い確率です。

奇跡といえます。

$弁護士大竹夏夫のブログ-海の夕日



私たちが生まれてきたことは奇跡なのです。

普段、私たちは、自分たちがすでに生まれてきてしまっているから、
生まれたことの奇跡に感謝をすることはありません。

しかし、自分の奇跡に気づくべきです。

自分の生命に感謝するべきです。


この世に生を受けた者同士、自分たちは何てラッキーなんだ、
そう思ってほかの人と接すれば、

社会ももっともっと良くなっていく。

そんな気がします。