昨日,日本高齢者虐待防止学会の茨城大会に参加してきました。
私は,学会の正会員です。
学会では,毎年1回,大会を開催しています。

今回の会場は,茨城県立県民文化センターでした。

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茨城県立県民文化センター


時間は,午前9時30分から午後5時00分まで。
結構,朝が早いです。

今回は日帰りだったので,午前5時30分ころに起床。6時過ぎに自宅を出ました。
そして,午前8時00分ちょうど上野駅発のスーパーひたちに乗りました。

水戸には,訴訟などですでに40回以上も通っていますので,
何とトラブルもなく,いつものように,スムーズに乗れました。

この特急が水戸駅に到着するのは,9時18分。
会場は駅からタクシーで5分程度なので,
余裕はありませんが,ちょうど良いタイミングです。

会場に着くと,受付に長蛇の列が。
しかし,正会員は専用の受付があって,スムーズに会場に入れました。

配付資料を受け取って,メイン会場のホールへ。

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配付資料


参加者は,おおよそ400人。
思ったよりも大勢の関係者が集まりました。
全国各地から来られています。

午前中は,大学教授の基調講演。
茨城県内の高齢者虐待の実態の発表でした。

その後,被害者学の講演があり,昼休み。

午後いちばんに,学会の総会。
正会員ですので,審議事項の決議に参加しました。

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学会総会の様子


総会が終わった後は,5つに分かれた分科会。
私は,地域社会における高齢者虐待の調査研究を聞きました。

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研究発表の様子


分科会のあとは,ふたたびメイン会場のホールに戻って,シンポジウム。
テーマは,「社会的貧困の状況と虐待防止のあり方」

独身の息子が親を虐待する構図が浮き彫りになりました。


私は,これまで東京都の豊島区,荒川区,墨田区,江戸川区,中野区に出向いて,
具体的な虐待事案について,職員の方々にアドバイスをしたり,
あるいは成年後見の申立てを代行したり,自ら成年後見人となって,
高齢者虐待問題に取り組んできました。

しかし,学会に参加すると,弁護士以外の方々が,
全国のさまざまな地域で,苦労しながら,より大きな成果を上げていることが分かります。

とても勉強になりました。