オフィシャル手ぬぐい「京の東寺大塔」は、不思議な旅の始まりだった! | 「旅する手ぬぐい」〜面白企画創造集団・トコナツ歩兵団団長B面ブログ〜

「旅する手ぬぐい」〜面白企画創造集団・トコナツ歩兵団団長B面ブログ〜

20代前半の日本全国を旅して回っていた時代に、手ぬぐい1枚ですぐに温泉に入れてすぐ乾くことから重宝し、やがて寺社仏閣の「オフィシャルてぬぐい」たちに出会い、手ぬぐい愛に開花。以降、旅しては手ぬぐいを集め、仕事しては手ぬぐいを制作している。

オフィシャル手ぬぐい「京の東寺大塔」

 

一般的に売られている手ぬぐいではあるもの、オフィシャル手ぬぐいでは珍しい?写実的な絵柄が特徴。

東寺大塔もさることながら、どうしても右奥の京都タワーに目が行ってしまうのは、右上の参拝記念のせいもあるかもしれない。

右下S.TAKEGAWA氏がこの版の作者か。

どなたか分かる方がいらっしゃれば教えていただければ幸い。

以前の六波羅蜜寺でも触れたが、2002-2003の京都長期滞在時に初日に行ったのがここ。

夕焼けがとても美しかったことを覚えている。

 

 

この長期滞在ではいくつかの京都の人たちの優しさ?(不思議さ?)に触れたのだけれど、そのうちの一つが「侘助」という千本鞍馬口近辺にあった小料理屋さんとの出会い。

(残念ながらここも今はもうない。その後の情報を知っている方がいたら教えていただきたい)

僕は最初に2週間ほど金閣寺そばのウィークリーマンションに泊まっており、船岡温泉の帰り道にふらりと立ち寄ったのがこのお店。

銭湯に入って帰るだけだったのでその時の所持金は現金が1,000円ちょっと。

当然ながら電子マネーというものはまだない時代。

扉を開けると中には客室と思わしき居間が2つ。

そのうちの1つで外国人の方がご飯を食べていた。(後で立命館大学の教授とお聞きした)

出てこられた女将さんに「1,000円ぐらいで何か食べられますか?」と聞いたら「おまかせでいいですか?」とのこと。

その後出てきた日本酒から始まった美味しい京料理の数々。

後に登場してくる森見登美彦氏ならきっと船岡山の狸に・・・となるのだろうが、まさにそんな気分。

何度も「1,000円しかないんですけど」と言ったものの、女将さんは笑って相手にしてくれない。

途中からはもうぼったくられてもいいやと諦めて、出てくる料理と日本酒を堪能した。

そしてお会計で「1,000円です」。

翌日以降、僕はこのお店にきちんとお金を持って足繁く通うことになる。

 

 

★HP http://www.tokonatsu.net/

★FB https://www.facebook.com/tokonatsh/

★Instagram https://www.instagram.com/yusuke_watanabe_tokonats/

★Instagram SideB https://www.instagram.com/yusuke_watanabe_tenugui/