今年から福島県いわき市と共に行っているシティセールスの策定業務が
佳境にさしかかっている。
シティセールスとかシティプロモーションとは、ものすごく簡単に言ってしまうと、
人口減少の中で、どうすれば「選ばれるまち」になるかということ。
先行して関わらせてもらっている「島田市緑茶化計画」(静岡県島田市)でも
いろいろとトライ&エラーを繰り返しながら行っている。
(トコナツとしてはシティブランディングと呼ぶべきだと思うけれど、
その議論は長くなるのでまたどこかで)
先日、今まで大人たちで作り上げてきた骨格を、
地元の高校生たちに意見を聞く機会があった。
「市民がいわきのことを知らなさすぎる」
「僕らだっていわきのことを全然知らない」
「高校生たちのSNSの力を使うべき」
「まちづくりの前に、ひとづくりだ」
「子供たちに伝えていく循環を作るべきだ」などなど
震災以降、いわきで過ごしてきた彼らのまちへの関心は高い。
前向きで、建設的で、時に情熱的で。
行動と情報収集の範囲が限られる分、純粋で、ある部分で深度がものすごく深い。
「いわき市なんて嫌い。どうせ出ていく」
「やりにくいまち。新しいことを全然受け入れてくれない」
モヤモヤしていて、でもキラキラしている。
トコナツ歩兵団のトコナツはいつまでも青い感じ、夏が終わらない感じを、
トコナツという言葉に込めたのだけれど、
その青さを彼らは当たり前だけれど、全身からはなっている。
正直に言えば嫉妬してしまうほどに、キラキラしている。(笑)
本人たちは気づいていないわけだけれど。
そして同時に、今彼らが考えている大人から見れば時に青いかもしれないけれど、
キラキラしている部分に、知見や技術を入れていくと、とても面白いものになる気がするのである。
さて、少しづつ見せ始めているけれど、
ここからがトコナツ的な味付け。
面白企画創造集団として、どんな施策に昇華させて、実行プランに落とすか。
年末年始にじっくりと考えることにしよう。
★トコナツ歩兵団公式HP http://www.tokonatsu.net/
★団長インタビュー
(前半)http://www.oricon.co.jp/news/2043715/full/
(後半)http://www.oricon.co.jp/news/2043924/full/
★少女と少年のひと夏のキセキの物語
トコナツ歩兵団団長・渡部祐介
初小説「夏空ブランコ」amazonにて発売中
夏空ブランコ/著・渡部祐介