続いての「三重あそび2」からの紹介は、いなべ市の「わたしだけの伊勢茶づくり&蔵カフェ-1日2組限定!お茶の香りとスイーツを楽しむ-」
そもそも「いなべ市」がどこにあるか、から語った方がいいかもしれない。
「いなべ市」は三重県最北に位置し、岐阜県や滋賀県と接している自然豊かなまち。
いなべ市の石榑という場所で130年以上にわたって伊勢茶を作り続けているのがマル信 緑香園さん。
当主の伊藤さんはお茶を作るだけでなく、お茶屋のバームクーヘン、食べるお茶、お風呂に入れるお茶など、攻めるお茶屋さんである。
余談だが桑名駅前の「三重人」で飲んだ美味しい伊勢茶ビールもマル信 緑香園さんの伊勢茶を使っているとのこと。お茶ビール?と言うなかれ。美味である!
いなべ市とマル信 緑香園さんと組んだのが、今回の企画。
なにせ伊藤さんが爽やかで、アツい!
昭和初期の蔵を改装する!という話になれば「来週には始めます」というスピード感。
議論が実行に直結する感覚。ステキである。
まずは緑香園さんにお邪魔し、伊藤さんの熱いトークを聞きながら、茶畑や茶工場(僕はこの茶工場の空間がたまらなく好きである)を見学。
続いて母屋にあがらせていただいて茶揉み体験。
10分ほど揉むだけでこんなにわずかな量になる。
今回の企画のために伊藤さんたちがカフェにしてしまった昭和初期に建てられた蔵でカフェ時間を楽しむという、1日2組限定のなんとも贅沢な企画である。
個人的な意見だが、自分で揉んだお茶ももちろん美味しいが、プロが作ってプロが淹れてくれたお茶の方が当たり前だがはるかに美味しい。
だが自分で体験するのとしないのとでは、情報量や熱量、理解に大きな差が生じる。自分で体験した上で、プロの技を体験するのが理想なのである。
愛情がたくさん詰まった茶畑や、職人の技が詰まった茶工場、茶揉みの技術、そして先人たちの知恵が詰まった蔵を見たり体験する。
その後だからこそ、伊藤さんが淹れてくれた緑茶(夏ならおそらく氷出しの玉露だったり、水出しの煎茶だったり)や伊勢茶豊潤バームクーヘンやオリジナルの玉露シロップがたっぷりかかったかき氷は、ここでしかできない贅沢な時間に変換されるのだ。
少し不便な場所にある。
でもそこでしか体験できない時間がある。
ここでしか買えない伊勢茶豊潤バームクーヘンを求めて、わざわざ県外からやってくるお客さんが多いと聞いた。
伊勢茶の奥深い世界へ、ぜひ踏み込んでみてはいかがだろうか。
基本情報(マル信 緑香園)
http://www.marushin-ryokkouen.com/
住所:三重県いなべ市大安町石榑南2225-2
交通:東名阪自動車道 四日市ICから20分、桑名ICから20分
名神高速道路 八日市ICから30分、関が原ICから30分
国道421号線沿いに案内看板有、駐車場無料
「わたしだけの伊勢茶づくり&蔵カフェ」
プラン内容:①簡単手もみ茶体験+②蔵でのカフェタイム
料金:1人2,300円(定員2~6名)
時間:約2時間(午前10時~12時、午後2時~4時)完全予約制
申込:予約は5営業日前までに
電話番号:0594-78-0027
★トコナツ歩兵団公式HP http://www.tokonatsu.net/
★団長インタビュー
(前半)http://www.oricon.co.jp/news/2043715/full/
(後半)http://www.oricon.co.jp/news/2043924/full/
★少女と少年のひと夏のキセキの物語
トコナツ歩兵団団長・渡部祐介
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