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まるでセッションのようなミーティングを終え、
思わず「熱い大きな風呂に入りたい」と思ってしまった。
帰宅してから家の風呂に入ればいいのだけれど、
疲れた脳は「熱い大きな風呂」にすぐに入ることを求めていた。
かと言って、スーパー銭湯という気分ではない。
この日の僕は銭湯に行きたかった。
場所は東京・日本橋。
近くに老舗銭湯があるはずだと検索してみると、
案の定、日本橋の老舗銭湯「世界湯」さんがあった。

Google Mapを見て行くも、少し分かりにくい。
表向きは普通の建物だが、中は昔の銭湯のまま。
古い番台に脱衣所、高い天井と壁のペンキ絵。
これが今日の僕が求めていたものである。
いつもジーンズにぶら下げている手ぬぐいの
正に活躍の場である!
半年振りぐらいに見る立山連峰を見ながら
手ぬぐいを頭に載せ、湯に浸かった。
熱い。44度。
日頃家のぬるい風呂に慣れてしまった身には
ものすごく熱い!
この日は近くで商店街の野球チームの試合があったと思われ、
夕方時の銭湯はユニフォーム姿のおじさんたちで溢れていた。
幸いにも僕より少しだけ彼らの方が早く来ていたので、
すっかり空いた湯船に、
浸かっては出て、浸かっては出てを繰り返すことができた。
ペンキ絵は以前仕事やインタビューをさせて頂いた中島盛夫氏。
ここ「世界湯」のペンキ絵はペンキ絵としては珍しく
富山市から望む立山連峰が描かれている。
「立山あおぐ特等席。富山市」と書かれてあった。
(後で調べたら店主が富山県出身とのことだそうだ)
その熱さと中島氏が描いた立山連峰のペンキ絵が
僕の脳の疲れを一気に吹き飛ばしてくれ、
僕はその日もう1件の会合に元気に向かった。
富山は寿司が信じられないほど美味しい場所である。
脳の疲れを吹っ飛ばしてくれた東京で見た立山連峰に感謝しつつ、
富山の寿司を食べに行きたいなあと思うのであった。
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