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(銭湯絵師・中島盛夫氏 第4回)
『スーパー銭湯は確かに流行っているんだけど、銭湯でも流行っているところはあるのね』
-話、元に戻るんですけど、銭湯の数が全盛期に3000軒ぐらいあったのが今700軒ぐらいになってるじゃないですか。銭湯が持つ役割も変わってきたじゃないですか?お風呂がない時代から、社交場になって。この後って、スーパー銭湯とかはすごい賑わっていて、料金の問題とかそういう問題もあると思うんですけど、この後銭湯ってどういう風になっていくんだろうとか、どういう風にすれば良くなるんだろうって中島さんはどう思われますか?
「スーパー銭湯は確かに流行っているんだけど、銭湯でも流行っているところはあるのね。それは何かっていうとね、経営者は若い人で、やっぱり色々考えているね。お風呂やさんの後継者がいないからどんどんなくなっていくのね。それを魅力的にやれば結構商売になるんじゃないかな」
-ちなみに銭湯でも流行っているところってお名前は挙げられるものですか?
「第一番に『東上野 寿湯』が若くて頑張っているね。それからこの前も改築、リニューアルしたんだけど、文京区の『ふくの湯』。それから、どこだろう、結構ね、あるんですわ。江戸川区の『仁岸湯』なんかも若い人がやっていますね。それから『戸越銀座温泉』も流行ってますね」
-戸越銀座にある。あ、近いな。
「いいねぇ。一回行ってみて!温泉だから。温泉っていっても黒い湯ね。東京の」
-皆どこも経営者が若いというのが特徴なんですね。
「勿論どこも上にいて、若い人がいて、後継者がいるから作れるのね」
-なるほど。
「で、嬉しいことに、あの、なんだろ、設計する人いますよね、リニューアルかなんかの。その人が、今二つあるんだけど、わざわざ今までタイルだったところを絵に変えてくれたりね。あれは嬉しいね、そういうのは」
『去年google社、あの六本木ヒルズの34Fに描いてきた!』
-やっぱりいろんな仕事依頼されて色々なところに描くと思うんですけれど、僕も以前遊園地のレストランの壁画を依頼したわけですが、やっぱり銭湯に描くのが一番嬉しいもんなんですか?
「そりゃそうね。最近居酒屋さんとか流行っているよ(笑)」
-今までやられたお仕事の中で一番印象に残っているのってどこですか?1万点描かれていますが1つ1つって結構覚えていますか?
「いやあ覚えてない(笑)」
-覚えてないですか(笑)
「変わったところだと去年google社、あの六本木ヒルズの34Fに描いてきた!8mの、高さ3m」
-うわっ、それすごいですね!中島さんも凄いですし、グーグルもやっぱり目の付けどころが違いますね!
「でしょ。世界のgoogle社だから」
-それはちょっと面白かったですか?
「面白かった!それから後は何だ。毎年描くのは川崎フロンターレってあるでしょ。あそこの宣伝でお風呂やさんを使って、絵を描いてそこに選手の顔を入れたりするの。必ず来るんだよ。看板選手が来て、中村憲剛さんが来たりとか。そんなのがあるよ」
-中島さんはちなみにプライベートで銭湯は行かれるんですか?
「まあたまにね。うちの近くに銭湯があるから行くんだけど」
-そこの絵は描かれているんですか?
「もちろん。でも行きたくないのね。なぜか、これだけは不思議なんだけど、その日にうまく出来た、よく出来たって満足して帰って来るでしょ。でもまた風呂入りに行くとあそこちょっと直したいとか思っちゃうの。だから行きたくないんだよ」
-なるほどね~後で見ると・・・
「あそこちょっと直したいって思っちゃう。それは一生そうだろうけど」
『東上野 寿湯』
(http://www7.plala.or.jp/iiyudana/)
『ふくの湯』(旧名 富久の湯)
(http://homepage3.nifty.com/yurakutyou/_private/each/tokunoyu/index.htm )
『仁岸湯』(にぎしゆ)
(http://www.1010.or.jp/cgi/dsearch.cgi?sel=2&tno=23010)
『戸越銀座温泉』
(http://togoshiginzaonsen.com/)
→第5回に続く!
中島盛夫氏 公式WEBサイト
http://www.morionakajima.com/