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さて続いては松本から諏訪へ!
諏訪は今夏の花火大会を含め、
これまでにも3度ほど訪れています!
今回は諏訪大社の下宮春宮、秋宮を初めて訪れました!

春宮は趣きがあってよかったですね!
残念ながら秋宮は工事中のため、観光視点で言えば辛かった。
でもメインは諏訪大社ではありません。
今回はここ!
「万治の石仏」です‼

昨年、長野県DCキャンペーンでの駅貼りなどでも
大々的に取り上げられたので覚えている方もいると思います!
まずもって非常にキュート!
発想がキュートというか。
寺社の仏像を見慣れている僕らには斬新です!
お寺云々、宗派云々ではなく、
信仰心の篤い農家の人が見様見真似で作っちゃった的な。
本来石仏とは1つの石から掘り出されるものなんだそう。
でも万治の石仏は、自然の石に頭を載せたもの。
非常に温かいものを感じますね!

石仏は万治3(1660)年11月1日、諏訪大社の僧侶により作られました。
その後春宮に大鳥居を作る際にこの石仏を材料にしようとノミを入れたところ、
傷口から血が出たという伝説が残っています。
まだ観光が盛んになる前、
ニッポン中の多くの観光地はこうであったのだろうなと思わせてくれる。
※実際には一度整備されたものの、不評で元に戻したとか(笑)。
かの岡本太郎氏が絶賛!
「世界中歩いているが、こんな面白いものは見たことがない」とか。
そういう土着のものを非常に感じますね。
このために諏訪を訪れるとなると期待値高すぎですが、
諏訪を訪れた際には回ってみていいところだと思います!
【トコナツポイント】
「観光地化されていないように見せる観光地」
観光地に行く度に思うのですが、どこもかしこも整備されすぎている
わけです。
アイスランドの歌姫・ビョークがかつて
「世界中に3カ所行ってみたい場所がある。その1つが江戸時代の日本」
と言ったとか。
観光が観光として成り立ち始めた江戸時代中期、
そこがどのようだったかということは僕の一番の興味です。
諏訪町が一度公園として整備した万治の石仏が、
再び元の田園として戻されたように、
ニッポンのあちこちの観光地をかつての風景に戻す。
それがトコナツの一つの目標でもあります。