対談は最終日です。
【カッコイイとかキレイだねっていうこと、そこじゃないところに着地できるものを作りたい】
-これからの話を聞いてもいいかな。カズ自身の、春十舎自身のこれからの話。HPではさ、小説を出版しますってあるじゃない?春十舎ってどうなっていくの?
(K)「何やってもベースは変わらないですよね。いわゆるモノ作りをしている人の、カッコイイとかキレイだねっていうこと、そこじゃないところに着地できるものを作りたいというか」
-グラフィックにはこだわらない?
(K)「こだわらないです。自分が表現できるものに関しては、平均的にいきたいかな。
だからもしかすると一個に関してずば抜けてできるというっていう人はそれはそれですごいいいと思うんですけど、多分僕が死ぬ時にああ幸せだったなって思えるのは平均的にレベルが上がっているということなんじゃないかなって気がするんですよ」
-具体的に言うとさ、今グラフィックがあるでしょ。小説がある。映画とかも出て来るの?
(K)「映画撮りたい」
-音楽は?
(K)「音楽は・・・やりたい、音楽やりたい絵やりたい(笑)」
-一個一個は職人的な作業だよね。プロデュースとかはどうなの?そこに入ってくる?
(K)「入ってきます」
-要は自分が表現できることだったら何でもアプローチしていきたいと。
(K)「していきたい!」
【納得したっていうことが何のモノ作りだったのかっていうことが知りたい】
-マルチっていう言い方ってあるじゃない?良くも悪くも。言い方を悪くすると一芸に秀でてない。良く言うといくらでも引き出しあるぜっていう世界だよね。カズはどっちかっていうとやりたいことありすぎて困っちゃうっていうタイプだよね。
(K)「そうですね。それはあるかもしれない。でもその中でも結構、やっぱその自分で自分の作ったものに納得できるところまでいきたいんですけど、今はまだ半人前なのか、なかなか届かない、ぼんやりとした存在なんですけど、それを掴めるモノ作りというかクリエイティブが何なのかってことを知りたいのかを知りたいのかもしれない。
だからそれは別にデザインじゃなくてもいいし、自分がすげえこれもうやったね、納得したっていうことが何のモノ作りだったのかっていうことが知りたい。
それは何のジャンルでもいいです。グラフィックじゃなくても小説じゃなくてもいいし。もしかしたら音楽だったりするのかもしれないし。それをできるんだったら死ぬまで続けていきたい」
(対談 終わり)
【相原春十、渾身の処女作「春と秋」。アマゾンにて予約開始】
http://www.amazon.co.jp/春と秋-相原春十/dp/4990595718/ref=pd_rhf_p_t_1
【春十舎HP】
http://www.shuntosha.com/
【観光庁ロゴ ダウンロード】
http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics05_000038.html
【インタビューを終えて】
このインタビューは5月に行いました。あれから3ヶ月、カズは自ら出版業に乗り出し、第1弾「春と秋」の出版までこぎつけました。
会った時もそうですが、決して表にガンガン出てくるというのではないのですが、静かなパワーを感じるんですね。
そこにとても刺激を受けますね!
僕とカズはまだ一度しか仕事をしていないのですが、今後は何度も絡むだろうなというそんな楽しい予感がしています!