MJ(みうらじゅん)氏は地域振興の鏡です! | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

はい、MJが大好きですですね。
MJと言ってもマイケルではありません。みうらじゅん氏ですね。
男から好きと言われても彼も嬉しくも何ともないと思いますが。(笑)

彼の「1人広告代理店」とか、「1人電通」というスタンスが好きなんですね。
一見、適当なエセ文化人っぽく見えるじゃないですか(笑)

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でもこの本読めばいかに彼が突き詰めた変態、いえ努力の人だということが良く分かります。
もう10年ぐらい前にもらったのですが、僕のバイブルの1つと言っても過言ではない。もっともたまに開く程度ですが(笑)
なにせ凄まじい仕事量をこなします。
凄まじい文章量を小学生時代から書いてます。

「マイブーム」だったり、「ゆるキャラ」だったり、実は彼がニッポンの観光、地方に光を当てた功績ってとてつもなく大きいんですね。
どうやったってどうにもならないものを彼はゆるやかに、事あるごとに紹介していきます。
基本雑誌をフィールドに、深夜番組や地方ローカルの番組を渡り歩きながら。
そこに彼の圧倒的な分泌量、いやいや文筆量が加わると、それがイコール露出量となり、時代の流れと稀に重なり合うんです。それが一気に伝播していく。

地方自治体が打ち出しまくるデザインの常識を遥かに越えた「どうしようもない」キャラクターたちを皆が太陽の下で面白いと言えるようになったのは彼のおかげですから。

旅行会社も、それからガイドブックも見向きもしない場所を、安西肇氏とのユニット「勝手に観光協会」が紹介していきましたから!

いとうせいこう氏とのユニット仕事「見物記」で、多くの若者たちが仏像を宗教としてではなく、美術として捉えられるようになりましたから!

「とんまつり」と言ってニッポン中の奇祭をコンパイルしていきましたから。それはまさに社会学ですよね。

観光庁とか地方自治体はですね、アドバイザーに彼こそ迎え入れるべきなんです!◯◯委員とかに彼こそ加えるべきなんです。
もちろん観光学とか、旅行会社の部長さんとかもいいですよ。悪いとは言わない。ただ彼らにはできないものがMJにはできるんです!それがカルチャーの力ですよね。

もっともファンとしては、ゆるく反体制を唱える彼がそのオーダーにどう応えるかというのも楽しみの1つであったりするのですが(笑)