アメリカ大統領選挙はトランプ前大統領と、カマラ・ハリス現在副大統領との戦いになり、激しいつばぜり合いが続いています。

この人が大統領で大丈夫かな?(政治家としての経験不足という意味で)と私はちょっと不安な気もするけど、カマラさん、トランプさんを激しく追い上げ、最新の調査結果ではneck to neck fight(大接戦)になっていて、どちらも49-50%の支持率を得ていて、本当に結果がわからないぞ。

1つはっきりしているのは、バイデンさんが選挙戦撤退してよかったですね・・・ということです。バイデンさんだったら、トランプさんが完全に勝っていたでしょう。

 

トランプさんとカマラさんの選挙キャンペーンを見ていると、それぞれのサポーターたちがもうすごい熱狂ぶりで、そのシーンを見ていて、デジャブ感。そう、これは、このシーンは、何度も見たことある・・・。

Kpopアイドルのコンサートやファンミーティングで、何回も見た光景じゃないか。

Supoer Juniorの東京ドームコンサートで。あるいはファンミーティングで。

SHINeeの東京ドームコンサートで。

INFINITEの握手会で。

声を枯らして応援し、アイドルたちが何か問いかければ「ネ~!(韓国語のYES)」と声を張り上げ、会場に集まったファンたちと連帯し、アイドルたちに「WE LOVE YOU」とかのメッセージを送り、見ず知らずの人達とも同じ人を好きっていう共通信念ですぐに仲良くなり、アイドルのコメントに時々共に涙し、初めて会った隣の人とも手を取り合って泣き、サインボードや応援うちわを振り回して、ヘアバンドで耳つけたり、ポケモンの恰好したり、その場での好きな人とファンとの一体感で恍惚となり、盛り上がって、3時間立ちっぱなしでも全然平気で熱狂。アイドルと会えてパフォーマンスを見れるのはもちろん楽しいのだけど、会場で同じ対象を好きな人達と共鳴し、共感し、大騒ぎする。この楽しさは癖になるのです。ドーパミン出まくりです。

 

これですよ。トランプさんであれ、カマラさんであれ、サポーターがつめかける演説会場は、Kpopアイドルのコンサートやファンミーティングに駆け付ける私たちファンと一緒だ~。

だとすると。

そりゃあ、アンチの存在は許せないだろうし、私達の〇〇が一番だ!と、好きな対象に対しいちずに応援、信じる、愛情を表現することはやめられないだろうし、ますます拍車がかかっていくのだろうなあ。

大統領候補者たちの応援に熱狂するアメリカ市民達を見ていて、妙に親近感が沸いた私です。

 

でも、Kpopアイドルたちもよくファンを諭すのだけど、ライバルたちをけなしたり、自分が気に入らないアイドルを攻撃したり、そういうネガティブな行動を取るのはよくないよね。悪口はだめだよって、よくKpopアイドルたちはファンをいましめます。

ファンを見ていればそのアイドルグループのクオリティがわかる、とはKpop界ではよく言われることで。

アイドルグループが自慢に思ってくれるようなファンでいることを誇りとするのが、本当のファンだと思う。

そういう意味では、SHINeeのファンとStraykidsのファンは定評がある。結束力もめっちゃ固いしね。

いや、INFINITEだって、SuperJuniorのファンだって結束力あるけど、SHINeeとStrayKidsのファンはレベルが一段上って感じがします。

 

アメリカ市民たちも、相手の候補が気に入らない、言動が憎たらしいといっても、攻撃的な悪口をSNSで拡散とかしてはいけないですよね。でも、トランプさん本人がおもいっきり罵倒や根拠のない批判をSNSでぶちかましているのだけど。

 

カマラさんはかってミッシェル・オバマさんがヒラリー・クリントンさんの大統領選挙(2016年)の時に応援演説でいった「They go low, we go high!」(彼らは低俗にいくけど、私達は意識高くもっていくわよ!←私の意訳です)のように、相手の悪口論争ではなく、政策とビジョン構想で論争しようと呼びかけています。

 

「Bring it on!」とカマラさんは繰り返していますが。

この「ブリング・イット・オン」って、「かかってきなさいよ!」「受けてたつわよ!」という意味で、超かっこいいセリフです。

カマラさんがこのセリフを言うと、サポーターたちは沸騰します。

大統領としてカマラさんはどうなんだろう・・・と思っていた私も、「Bring it on!」と決め台詞をはくカマラさんを見ているうちに、だんだんカマラさん応援したくなってきました。

 

しかし。

株式市場的には、トランプさんが勝った方が上昇しやすいのですよねえ。「ほぼトラ」がもう絶対トランプだとなった時(バイデンさんが演説失敗した後)、アメリカの株式市場はトランプさん勝利を織り込み上昇。その後、バイデンさん選挙戦撤退を受け「ほぼトラ」が「もしトラ」にトーンダウンしたら、株式市場は下落。カマラさんは政策的には左翼的と言われていて、大企業や金持ちには厳しい対応をするといわれていて。カマラさんが打ち出す政策によっては、かなり米国株式市場は下がるかもしれない。

まあ、トランプさんが勝ったら、「地球温暖化なんて知るか!石油を掘って掘ってほりまくれ~!シェールガスも掘りまくれ~!パイプラインもばかすか繋げちゃうぞ!」と言っているので、グリーンエネルギー関連企業はもうあかんとなって株価が下がるだろうから、どっちが勝っても、プラスマイナスの影響を受ける企業があるということでしょうが。

 

「Bring it on!」はすごくクールなセリフなので。

私も落ち込んだり、困難にぶち当たったら、「Bring it on!」って言ってみたいと思います。