サエタカさんの「ワンコ17歳」という老犬との日々を描いた漫画があるのですが。
うちの愛犬は先月18歳になりました。「ワンコ18歳」な日々を送っています。
乳腺のがんになったり、膵炎になったり、胆管に石が詰まったり、大変な事態を乗り越え。
腎不全になり、昨年8月から週3回点滴を続けていたり。
てんかんになったり、視力がほとんどなくなったり、認知機能が衰えたり、いろいろ、いろいろ、ありますが。
無事、18歳になってくれて感謝しています。
人間にすると90歳近いそうです。
長寿といってよいと思います。
人間も90歳になれば、若い頃と同じように暮らせないだろうし、体のあちこちに不調が出てくるだろうし、認知機能も衰えるだろうし、介護が必要になることもあるだろうけれど。
ワンコも全く同じで。うちの愛犬はてんかん発作を防ぐために、脳を鎮静化させる薬を飲んでいることもあって、ぼーっとする時間が長くなり。呼んでもワン!とも言わなくなり。寝る時間が長くなり。
トイレの失敗率はほぼ100%。
ごはんをなかなか食べなくなり、手で食べさせるので、わんこのごはん時間に1回30分くらいかかる。
薬は朝8種類、夜7種類。薬を飲ませるだけでも大仕事。
ワンコのケアに起きている時間の3分の1は取られる毎日。
最近の私のスケジュールは、愛犬を中心に組み立てられています。
しかし、生きていてくれるだけでありがたい。
うちの愛犬は、足腰がまだしっかり動けていて、お散歩大好き。1時間くらい元気に歩けるので、1日2回お散歩していますが。とても楽しそうにお散歩してくれるのが救いです。18歳でここまで動けることに、もう本当に大感謝です。
シニア愛犬との日々は、命と向き合う日々。
昨日までできていたことが、急にできなくなったり。
昨日とは違う行動を取るようになったり。
若い頃とは違う様子にとまどったり。
ここまで長生きのワンコと暮らすのは私は初めてなので、不安と感謝と心配と喜びとミックスした気持ちで毎日を過ごしています。
でも、やっぱり、感謝が一番大きいかな。
ワンコだって、人間だって、永遠に生きられるわけではないから。いつかお別れはくる。
でも、生きている間はなるべく健やかに楽しく、この世を去る時はなるべく苦しむことなく安らかに。
それが飼い主として一番に望むことです。
最近は夜寝る前に、愛犬をなでなでして「ありがとう」と伝えています。
愛犬がこの世を去る時は、「ごめんね」でなく「ありがとう」で見送りたい。
そのために、愛犬のために自分ができることは全部やろうと思っています。