World Happiness Reportが毎年発表している世界の国の幸福度ランキング。今年も第1位はフィンランドでした。7年連続です。お見事としかいいようがない。安定の世界一幸せな国、フィンランド。


このランキングは、オックスフォード大学のThe Wellbeing Research Centreがアンケート調査をして、世界の130の国を一人当たりのGDP、社会サポート、健康寿命、自由度などからランキングしているそうです。
 

幸福度ランキングTOP10は・・・
1.    フィンランド
2.    デンマーク
3.    アイスランド
4.    スウェーデン
5.    イスラエル
6.    オランダ
7.    ノルウェー
8.    ルクセンブルグ
9.    スイス
10.    オーストラリア

1位から4位が北欧の国。やっぱり、北欧は幸せな国なのですねえ。

私はイスラエルが5位に入っていて、ちょっとびっくりです。調査のタイミングが、イスラエルとハマスの戦争が始まる前だったのであろうか・・・。
 

ちなみに日本は51位。昨年の47位より下がっています・・・。そりゃ、そうだろうなあ・・・。立ち込める閉塞感。無策政治。51位でよく止まったなと思いました。なんか、明るい未来が見えない感じですよね、今の日本は。
 

アメリカは昨年の15位から23位に下落。これも、そりゃそうだろうなあと思いました。政治的分断と、多発する発砲事件。経済がいくら調子よいといったって、不安感もりもりの社会だものなあ・・・。常に緊張していないといけないというか。
 

一方、トップ20に新にコスタリカ(12位)とクウェート(13位)に入ってきました。これはどういう理由だろう??

コスタリカはジュラシックパークの撮影場所で自然が豊富。そして軍隊を持たない中南米の楽園と呼ばれている国らしいです。
クウェートはかってイラクに軍事侵攻されたし、最近の中東情勢不安化で幸福から遠い気がするけれど。原油産出国だから経済は豊かで教育や医療がタダという社会福祉国家だそうで。それが幸福度が高い要因かなあ。
 

このレポートでは、フィンランドが幸福度が高い理由として、教育、ワークライフバランスの満足度が高い、社会的繋がりが強い、自然環境が素晴らしい、安全性が高い(NATOに加盟するってわかっていたからか!?)、人生に満足感を感じている、などを挙げていました。フィンランド人の96%が、必要な時は頼れる誰かがいると答えていて、これも幸福を感じる大きな要素でしょうね。
 

先週末のBBCのHappy podで、フィンランドがまた幸福度ランキングナンバー1になったことを取り上げ、フィンランド人になぜ幸福だと感じるのか?とインタビューしていましたが。彼女は「森や湖など自然が豊か。社会福祉が充実している。社会インフラが整っている。誰もが自分の意見を自由に述べられる。ワークライフバランスが取れている。みんな平等。人との繋がりを大切にするけれど、一人になりたい時はなって孤独な時間を楽しめる」と語っていました。彼女は幸せを感じるアドバイスとして「一日、一日を楽しむこと。お茶を飲む、自然を楽しむなど、毎日の小さな楽しみに幸せを感じることよ」と語っていました。
 

一日、一日を楽しむこと。暮らしの中の何気ない幸せに感謝して大切にすること。それはフィンランド人でなくても、日本に住んでいる日本人でも実行可能なので、幸福度ランキング51位の日本に住んでいる私ですが、世界一幸福な国フィンランドの人の真似をしていきたいと思います。

 

ちなみに2023年の世界幸福度ランキングはこちら↓。