アラフィフ世代の私が60歳、70歳、80歳になったら、どうなっていくのだろう。

いろいろな事が変わっていく気もするし、意外と変わらないかもしれないとも思う。

10代の学生の頃の私の心の中と、アラフィフの私の心の中って、意外と変わっていない(成長してないともいえますが・・・)

もちろん、外見はずいぶん変わりましたが(笑)。

同じようなことで喜び、同じようなことで悲しんでいる。

あの頃はマッチ(ギンギラギンにさりげなく~♪と歌った近藤真彦のことです・・・)にキャーキャーいって、ピンクレディの渚のシンドバッドの踊りをマスターしようと頑張っていましたが。

アラフィフになっても、韓流アイドルにキャーキャーいっているし、SHINeeの曲のダンスをマスターして喜んでいる(笑)。

10代の私からの延長線上に、今の私がある気がする・・・。

ということは、アラフィフの私の延長線上に、60歳代、70歳代の私があるのだろうか。

 

そんなことを思っていると、諸先輩方の本やブログがとても参考になります。

りっつんさんが書いた「未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし」。

本を読んだ後、りっつんさんのブログを知りました。

今60歳代のりっつんさん。

私は未亡人ではないけれど、とても共感できることがたくさん書いてあって、そして、50代、60代の暮らしぶりについてもとても勉強になりました。

りっつんさんのブログはこちら↓

 

 

この本の中で、私がはっとさせられた文章が幾つかあって。

『人の知恵も都合も及ばないことがあるということを、まざまざと突き付けられました。どんなに手を尽くしたとしても、どんなに死なないでほしいと神仏に願ったとしても、その時がくれば「人は必ず死ぬのです」

『感情のスイッチを切らないと、精神がもちこたえられない。そんな状態でした』

 

これはりっつんさんが闘病中のご主人を見送った時の感情ですが。

私は自分の愛犬の闘病で同じような気持ちになったことがあって。その前の年には、弟を失っていました。

あの頃は、本当に、感情のスイッチを切らないと、頭が爆発して脳みそが噴き出てしまうのではないかというような状態でした・・・。

どんなに努力しても、お金をかけても、神仏に願っても、どうにもできないことがある・・・。

努力して、頑張ればなんとかなる、とずっと思っていた私のそれまでの経験や確信が、ガラガラと崩れ去った時でした。人生最大の挫折でした。価値観崩壊でした。努力も経験も願いも運も、すべてが無に帰すことがあるのだと。

立ち直るのに、長い時間がかかりました・・・。

でも、なんとか立ち直り、人生リセットしようと思い、このブログを書いているわけです。

りっつんさんは、ご主人を亡くして、子供二人を抱えて大変だったようですが、その経験を生かして、りっつんブログという人気のシニアブログを書いている。

どんな出来事も、乗り越えられる強さと時間が私達には与えられているのではないかと思うわけです。

 

 

それから、りっつんさんのお友達が亡くなる1か月前に語った言葉。

『こうなると、すべてのことがささいなことだった』

そのお友達が自分の寿命をあと1か月と知っていたのかどうかはわかりませんが。

入院中でしたから、何か悟るところがあったのではないでしょうか。自分のこれまでの人生を振り返ってみれば「すべてのことがささいなことだった」わけです。気に病んでいたことのほとんどのことは、すべてささいなことだったとわかったと、語ったそうです。

 

死を身近に感じた時。

この世を去る時が近づいている時。

芸能人の結婚・離婚とか。上司のムカッとする一言とか。頬のシミが気になるとか。電車で足を踏まれたのにシカトされたとか。

どうでもいい、どうでもいい。

 

どうでもいいことに、心を汚染されないようにしよう。