クリスタルアライカードのモニターを受けさせていただきました。
岡野さんへ感想とお礼のメッセージを書いているときに、
”ああわたし、まだこの問題抱えてるんだな”と思うことがひとつでてきました。
わたしがベリーダンスを始めて、4回目の秋がきました。
”ベリーダンスは太古の昔から数多の生命によって描かれ続けてきた、
大きな大きな命の輪廻を踊り手たちに感じさせてくれます。
ダンサーが踊りを通して自我を解放し、生きる喜びを心ゆくまでかみ締めた時、
人間も天と地を結ぶ軸、一本の宇宙樹になれるのです。
ダンサーが踊りを通じて一本の宇宙樹として変化していく姿に、
観衆は「命を巡る旅」の過程をみることができます。
ダンサーが紡ぎだす物語に身を委ね、共につかの間の旅を楽しむのです。
やがて旅が終わり、現実に戻ったとき、
人々はきっと「変化」という名のギフトを手にしたことを気づくはず。
それは明日からの現実をほんの少しハッピーに変える力になるでしょう”
岡野玲子/モーニングKC”イナンナ”より
始めて4年めのわたしが、「宇宙樹になろう!」なんて大志をいだけるほど、
ベリーダンスは甘くはありません。
(なんつったって発祥は紀元前。
教室によるけど”ビギナーズダンス(初心者の踊り)”を踊れるようになるのに半年かかる)
でも、楽しい。4年たってもワクワクする愛おしい気持ちは変わりません。
最近、手を動かす所作の時は”運命の輪”を廻すような気持ちで踊っています。
フラを習っているときに、有名なハワイアンの先生が
「個人の感情と別の場所で踊るには最低5~7年以上かかるものよ」と
言われていたので、本当にまだまだこれからです。
小さい頃落ち着きのなかったわたしは、中学に入るまで
母親から「障害があるのではないか」とずっと疑われていました。
わたしがちゃんと成長できるよう、外敵に襲われないよう、
母はわたしを型にはめ、すこしでも世間の枠からはみ出せば、力づくで矯正してきました。
わたしを守るために。そしてきっと母自身も守るために。
今だわたしの中にある押し込められて歪んだ部分や、
”お母さんはわたしのこと好きじゃないんだ”という幼いころの絶望した気持ち。
成人した今でも忘れられません。
でも、今なら母の気持ち、少しはわかります。
許せない気持ちも、今ももちろんあるけど。
「お母さんはわたしを育て上げるために必死だったんだね」
自我を解放するのに手を貸してくれるベリーダンスで、
わたしは自由だったわたしに還り、いつか宇宙樹の一本になれますように。