子どもと接する時に大切にしていることの1つに、『約束を守る』ということがあります。

約束を守るなんて当たり前のことかと感じるかもしれませんが、これが意外と難しいのです。


例えば子どもが遊んでほしくてぐずっていたとします。その時に家事をしていてちょうど手が離せない時、「ちょっと待ってね」と急いで家事を終わらせようとしたとします。待ちきれなかった子どもがふとおもちゃで遊び始めて、私のことなど忘れてそれに夢中になった時。これ幸いと、別の家事をしたり自分の時間として使いたくなります。

でも、子どもは「ちょっと待ってね」の約束を守って待っていた結果別の遊びを見つけただけであって、これって子どもには一方的に約束を守らせて、大人は約束を破っていますよね。


急いで家事を終わらせたら子どもがおもちゃに夢中になっているぞ?おや?と思っても、別の家事に取り掛かりたい気持ちをグッと堪えて「ごめんね、お待たせ。一緒に遊ぶ?」と声を掛けるようにしています。

今はもうママの気分でないので無視される時もあるし、「そうだった!ママと遊びたかったんだ!」とこちらに来る時もあります。

結果として声をかけなければ自分の時間として使えたかもしれませんが、そのようにして使う時間はきっと気持ちの良くないものだなぁと思うのです。

そしてその気持ちは、きっと子どもにも通じていると思います。


iPadでYouTubeを見るのが大好きな息子ですが、ご飯の支度が整ったら「ご飯食べたらまた見ようね」と声をかけ、例え本人が食事を終えてYouTubeのことをすっかり忘れていたとしても、「YouTube見る?それとももういい?」とiPadを出すようにするのを繰り返していたら、ご飯の時間になると息子自らiPadを手放し「ないない!」とバイバイできるようになりました。


約束を守ることって難しい。でも、だからこそ大切。

息子にもちゃんと約束を守れる人に成長してほしいから、親は最大限の努力を心掛けたいと思うのです。



朝、起きがけにお外に出たいと泣き喚いた息子。「朝ご飯食べて、オムツ替えてお着替えしたらお外行こう?」と何度も声をかけ、ぐずりながらもしっかり約束を守った息子と、出発までお庭で遊びました。