カントリー・ロックといえば、私は、一番に、イーグルス、
そして、ポコ、フライング・ブリトー・ブラザーズ、ディラード&クラーク、
リック・ネルソン&ストーン・キャニオン・バンド等々、バンド名が出てくるんですが、
60年代後半、1969年、グレイト・フルデッドのリーダーで
リードギタリストのジェリー・ガルシアが立ち上げた
‘ニュー・ライダーズ・オブ・ザ・パープル・セイジ’(N.R.P.S)というカントリー・ロック・バンドがありました。
なんとなく知っているというくらいのものなのですが・・・
デビューしたのは、イーグルスと同じく1971年。
オリジナル・メンバーは、ジェリー・ガルシア、古いバンド仲間だったジョン・ドーソン、
デヴィッド・ネルソン、そして、グレイト・フルデッドにいたフィル・レッシュとミッキー・ハート。
バンドのリーダーはドーソン。
ガルシアは、ブルーグラスやフォーク・ロック、カントリー、
多様ないくつかのバンドにサイド・プロジェクトとして参加していて、
この‘N.R.P.S’も、71年のデビュー後、一線を引き、サポート・メンバーとして参加しています。
カントリー・ミュージック、ブルーグラスを純粋に受け継ぐサウンドで、
いかにもアメリカ的、乾いた風と砂、爽やかに吹き抜けながら、
哀愁味を帯び、そして、コミカルさ、底抜けの明るさも持ち合わせています。
メンバーが入れ替わりながら、その時々のメンバーの個性と音楽性で印象も変わり、
今も、活動しているバンドなんです。
このバンド、実は、ランディ・マイズナーが、イーグルス以前に、参加していたバンド仲間も
参加していたり、あまり良く知らないながらも、興味深いものがあります。
その辺りは、またの機会にご紹介しようと思います。
今日は、初期のウェスタン、カントリー・ミュージック、ブルーグラス、
いかにもアメリカの風土から生まれた風景が見えるような曲をお聴きください。
そして最後の曲は、「ハロー・メリールウ」(・∀・)
‘夏海の気楽に行こうよ’の方では、時々ご紹介してきたリック・ネルソンが
10代の頃のリッキー・ネルソン時代から歌っているヒット曲(ジーン・ピットニー作)。
N.R.P.Sが、カバーしています。
軽快にカントリー・ロック、ペダルスティールの歯切れの良さが気持ちイイ♪
~New Riders Of The Purple Sage~
『Panama Red』(1973)
『Lonesome L.A. Cowboy』(1973)
『Hello Mary Lou』(1972) Live