![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160321/22/natsumiwindy38/f8/49/j/t02200192_0411035813598458128.jpg?caw=800)
Linda Ronstadt
私のブログ‘気楽に行こうよ’の方では、ずっとご紹介してきたリンダ・ロンシュタット。
これは、1969年、70年頃のプレイボーイ主催のテレビ・ショーのようなんですが、
ソロになったリンダの映像です。
リンダ・ロンシュタット。
ボブ・キンメル、ケニー・エドワーズとトリオを組んだ‘ストーン・ポニーズ’解散後、
事実上、ソロになったリンダ。
プロデューサーも、当時のハーブ・コーエン(ティム・バックリィやフランク・ザッパ、
のちに、トム・ウェイツをヒットさせた人)からジョン・ボイランに変わり、
リンダの歌をバックアップする方法を、オーケストラを使わず、バンド編成に変えます。
リック・ネルソンのプロデューサーでもあったボイラン。
その後、リンダのバック・バンドに招集されたメンバーからイーグルスが結成されるのは、
彼のそういった人脈から。
でも、この映像は、その前身のバンド。
詳しくは、わからないのですが、コーベッツと呼ばれるリンダのバック・バンドだと思います。
ベースにジョン・ロンドン。
ドラムスはジョン・ウェア。
この二人はこの後、モンキーズのマイケル・ネスミスが結成する
‘ファースト・ナショナルバンド’(’70-71)に参加しています。
手元だけしか見えないのですが、フィドルを弾いているのは、クリス・ダロウ。
デヴィッド・リンドレーのカレイドスコープや
ニッティ・グリッティ・ダート・バンドにも在籍している。
そして、ギターを弾いているのが、バーニー・レドンです。
ディラード&クラークを脱退後に参加したのがこのリンダのバックバンド。
でも、すぐにイーグルスに繋がるものではなく、この後、バーニーは、しばらく
グラム・パーソンズのフライング・ブリトー・ブラザーズに参加するんです。
参加しているときにリリースされた2作目のアルバム「Burrito Deluxe」は、
カントリー・ロック史に残る名盤といわれています。
71年に脱退して、再びリンダのバックバンドに招集されます。
イーグルス結成時は、すでに髭がトレードマークのようでしたが、
この頃までは、髭のないスッキリした若々しい印象ですよね。
(イーグルス時代も髭がなかったら、何かが変わっていたのかも??
・・・なんて思ってしまいます(笑))
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160327/01/natsumiwindy38/b5/10/j/t00900090_0090009013603000027.jpg?caw=800)
前置きがとても長くなりました(笑)
リンダが歌っているのは、ボブ・ディランの作品「Walkin' Down The Line」
当時、カントリー・ロックを志していたディラン。
カントリー・ロックのパイオニアと云われる、リック・ネルソンに大きな影響を与えました。
カントリー・ロックをリックに薦めたのがボイランでもあります。
(リックのバックバンドにいたランディ・マイズナーも、そこで培ったものを
受け継ぎイーグルスに繋ぐ。)
「Walkin' Down The Line」
リンダがはつらつと元気に歌います。
その歌声にバック・ボーカルで、バーニーが伸び伸びとしたハーモニーを聴かせてくれます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160321/22/natsumiwindy38/c5/93/j/t01500112_0150011213598460901.jpg?caw=800)
そして、映像をもうひとつ。
サポート・メンバーが少し変わっているようですが、
別の日の同じTVショーから曲は、「Love Sick Blues」と「「Long Long Time」
最初の映像のディランの曲は、どのアルバムにも収録されていないように思いますが、
こちらの2曲は、彼女のソロ2作目のアルバム「シルク・パース」に収録された曲です。
「ラブ・シック・ブルース」は、アメリカでは馴染みのあるカントリー・ソングで、
皆さん、ノリが良いですよね(笑)
当時の雰囲気が良く表れています。
アルバムでも1曲目に歌われています。
そして、「ロング・ロング・タイム」の映像は、たくさんのシーンでの投稿があるので、
比較的知られているのではないでしょうか?
私が、初めて聴いたのは、彼女のベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」(1968-1976)からでした。
恋に恋した感じの中学生の私には、なんだか良くわからないけれど、
行き場のない切なさを感じながら聴いていたような・・・そんな記憶があります。
「Long Long Time」
ここでは、バーニーのアコースティック・ギターをバックに歌うリンダ。
初期の彼女の名唱です。
~Linda Ronstadt~
![ヘッドフォン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/109.gif)
![ヘッドフォン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/109.gif)