ウォーレン・ジヴォンの作品。

‘ Carmelita ’(カルメリータ)


私がこの曲を始めて聴いたのは、リンダ・ロンシュタットのアルバムからでした。

1977年のアルバム『Simple Dreams』

世の中からはぐれて孤独を抱える男の哀愁を歌っていて、

メキシコ風の地名がたくさん出てきます。

ロスにある地名のようなのですが、

マリアッチという言葉も出てきて、異国情緒を感じる曲なんです。


ウォーレン・ジヴォンは、1969年にソロ・デビュー、アルバムをリリースするのですが、

評判は芳しくなく、契約を切られてしまいます。

その後、エヴァリー・ブラザーズのバックでピアニストとして暮らし、そこで出会ったのが、

同じくバックのギタリストだったワディ・ワクテルです。

1974年にエヴァリー・ブラザーズ解散後、仕事がなく、その2年後、

リンダ・ロンシュタットが、ドン・ヘンリーとのデュエットで、

1976年にジヴォンの「Hasten Down The Wind」を歌う事で、

その名を知られるようになった人です。

オリジナルを聴きたいというニーズもあって、

以前から親友だったジャクソン・ブラウンのプロデュースで、同年に、

「Hasten Down The Wind」を含むアルバムをリリース、

ようやく成功を収め、立ち位置を確立します。


‘気楽に行こうよ’の方で、曲をご紹介していましたので、是非、聴いてみてくださいね。
右下矢印
「Hasten Down The Wind」(2014.4.29)ー夏海の気楽に行こうよ







そして、話が飛んでしまいましたが、今日、ご紹介する曲は、

‘ Carmelita ’


ジヴォンの歌声は、ぶっきらぼうな?ダンディな?感じがするのですが・・

‘ハード・ボイルド’なんて呼ばれてもいました。

そんなジヴォンとジャクソン・ブラウンのデュエットで、

ふたりが、なんだか楽しそうに歌っているものがありましたので、そちらをお聴きください。

イイ気分で歌っているのかなぁという感じ(笑)

フォトも妙に懐かしさがあって、ちょっぴり物思いに耽ってしまいました。



リンダのカバーもお聴きください。

艶やかに、愛を語ります。

私にとっては、こちらの方が、馴染み深いんです。




ヘッドフォン 『Carmelita』- Warren Zevon & Jackson Browne








ヘッドフォン 『Carmelita』- Linda Ronstadt