追記
8月15日18:27/NHKニュース防災より
内閣府と気象庁により、「南海トラフ地震臨時情報 呼びかけ終了」の会見が行われました。
8月15日17時をもって、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表に伴う政府としての「特別な注意の呼びかけ」を終了しています。南海トラフ沿いでは、いつ大規模地震が発生してもおかしくないことに留意し、「日頃からの地震への備え」を引き続き実施してください。
【速報中】南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」気象庁発表 “ふだんと比べて相対的に高まる” | NHK | 南海トラフ地震臨時情報
最初に今回の日向灘震源地付近についてです。
今後一週間くらいは同程度の余震が来る可能性があるそうで注意が必要だそうです。
同じくらいの大きさの余震でも昭和56年以前の旧耐震の建物、木造の建物は家屋が倒壊する可能性あるので注意が必要とのこと。
特に瓦屋根の倒壊は被災地でも目にすることが多いです。
今夜注意すべきこととして、古い建物の倒壊、ライフラインがストップすることによる熱帯夜などから身を守るために、より安全な環境へ避難を。
宮崎県の津波注意報は解除されましたが、津波注意情報が出た場合には、海岸、川の河口付近に近づかないように、何度も押し寄せ、徐々に波が高くなることもあり、人や物を連れ去ります。
大気が不安定な場所もあるようなので、山や崖から離れて土砂災害から身を守ることができる安全な場所で過ごしてください。
夜間の外出は地割れや落下物などがあるため極力外出を避け、やむおえない場合には足元を照らしながら、塀や外壁、看板など、上からの落下物にも十分注意してください。
そして、今回出された「南海トラフ地震 臨時情報(巨大地震注意)」は2019年の運用開始以来初めてのことだそうです。
南海トラフ地震の想定震源域全体の関東、房総半島から九州沖縄までが地震や津波の呼びかけ対象地域となるようです。
対象地域で最大クラスの地震がが発生した場合、東京・千葉で震度5クラス、神奈川西部ではさらに強い地震が発生、千葉房総や東京諸島などでも津波が発生する可能性があるそうです。
1週間くらいで追加情報が出るそうですが、M7.0の地震発生1週間以内に、M8.0以上の地震が起きる可能性が地震発生頻度の数100回に1回、平時より数倍高まり十分注意が必要だが切迫した状況ではないとのこと。
直ぐに避難を呼びかけるわけではないが、政府や自治体からの情報に応じた防災対応を行ってほしいとのこと。
また、「南海トラフ地震 臨時情報(巨大地震注意)」の発表を受けて、総務省消防庁より南海トラフ巨大地震の防災対策推進地域(震度6弱以上、津波3m以上、過去の被災履歴などにより指定)に指定された29都道府県707市町村に対し、避難態勢の準備などを住民に呼びかけるように通知が出されたそうです。
地震により津波や土砂災害が発生しやすい場所では、外出先で、寝ている時、料理をしている時、お風呂に入っている時、夜間、雨天時など、様々な状況を想定して、地震や津波が発生した場合どうするのか、家具転倒や津波の避難経路など、改めて身の回りを確認し、日頃の備えの再確認を。
1週間経てば安全ということでもなく、必ず巨大地震が発生するというものでもないそうです。
空振りになる可能性もあるが、情報を活かしてより安全に過ごしていただきたいとのこと。
この週末、三連休となりお盆休みが始まりますが、心がけとして普段馴染みがないところに帰省したり旅行に行く場合には避難所、避難経路を調べておいたり、少し多めに物を持参するなど十分備えて行動してほしいとのこと。
ご高齢の方、お身体の不自由な方、小さなお子さまがいらっしゃる方、ペットを飼われていらっしゃる方など、地震や津波が新たに発生する前だからこそ、ゆとりを持って避難できる今、安全な場所に移動、避難しておくのも身を守るためのひとつの方法かもしれません。
避難して何も起こらなければそれに越したことはありません。
大切な家族の一員であるペットの命を守ることができるのは飼い主さんだけです。
しばらく落ち着くまでの間、安全な場所に住まわれているご親戚や友人、ペット仲間にお預かりいただくこともご検討されてはいかがでしょうか。
地震発生時、人馴れしている猫ちゃんであっても狭い隙間に入り込み、キャリーに入れることが困難になります。
倒壊した家屋から脱走し迷子になってしまうこともあります。
津波発生時は飼い主さん自身の身の安全を確保することだけでも大変なことです。
平時より同行避難できる避難所、経路の確認を!
さらに間に合わない時には直ぐに高台へ同行避難を!
また、避難所での受け入れをしていただくためにも、日頃から適正飼育を行い、地域住民との良好な人間関係の構築も大切です。
被害を最小限にとどめられるよう、少しでも参考になれば幸いです。
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