皆さまの想いとともに。。。 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

東日本大震災より12年以上経過した今も、飯舘村のワンちゃん猫ちゃん鶏さんたちに寄り添い続け、変らぬご支援を賜り心より感謝申し上げます。

 

 

2023年9月1日現在の避難状況
(飯舘村HPより)※()内、前月比
県外避難者数:  157名(±0名)
県内避難者数:3039名(△17名)
村内帰還者数:1222名(±0名)
 
 

東日本大震災による福島第一原発事故による被災地、飯舘村には、12年が経過した今も、未だにボランティアのご飯を待っているワンちゃんや猫ちゃんたちが残されているのです。

 

 
歳月が経つにつれ、家の主人が他界し、代替わりしたお宅では家屋の解体や、野生動物の寄り付きを嫌うなどの理由から餌場の撤去が行われ、数少なくなった餌場では、野生動物も出現するようになり、餌場から姿を消したり、無残な死を遂げた子がいます。
 
 
そのような状況下、当会では、餌場の提供をして頂いている親交の深い飼い主さんや家主さんと情報を共有し、不妊手術がなされていない新顔ちゃんが姿を現した場合には、他のボランティアさんとも意見交換を行い、不妊去勢手術後、状態にあわせて保護を行ったり、もとの餌場に戻しています。
 
 
定例の活動では、給餌・支援活動がメインとなりますが、時間が許す時は、不妊去勢手術のための捕獲や、それを機に保護したり、季節に合わせた環境改善などもイレギュラー活動として行っております。
 
7月の活動では給餌活動とあわせて二ヶ所の給餌BOXの交換と4匹捕獲、1匹他団体さん保護、3匹はお世話してくださる家主さんの敷地にリターンしています。
 
 
今月は、先月予定していた、かなり厳しい状況の餌場の捕獲に着手します。
※6月活動時
 
※7月活動時

 

※7月活動時回収した監視カメラのデータ

 

7月の活動時に耳カット無しの尻尾の短い茶とらちゃんと初めて餌場で出会いましたが、回収したデータを確認すると、若三毛がその子に追い回されて餌場の納屋に入れないでいるように思います。

 

 

 

 

※尻尾の短い茶とらちゃん

 

 

 

 

※ミケちゃん

 

データによると、こちらの餌場では若三毛、耳カット無しの尻尾の短い茶とらちゃん、ミケちゃんの3匹の姿が確認されています。

 

若三毛ちゃんにつきましては、以前、飯舘村の猫ちゃんの里親さまになってくださった方が、当会のお気持ちを汲んでくださり、ありがたい受入れのお申し出を頂くことができましたので行き先が決まっております。

 

若三毛の他に監視カメラに映っていたのが尻尾の短い茶とらちゃんとミケちゃんです。

この子達は、まだ受入れ場所がありません。

 

預かりさま、里親さまになっても良いという方は西澤までご連絡をお願いいたします。

 

本日の段階で直近の目撃情報が、若三毛が9/10(日)、茶とらちゃんが9/10(日)、9/12(火)、ミケちゃんは10日ほど前に見かけた後、見ていないそうです。

 

東京では残暑厳しいと言われながらも、夕方には秋の気配を感じられるようになってきました。

 

平年の飯舘村は11月頃になると一度目の雪が舞い始めます。

 

厳しい冬が訪れる前に、頑張り抜いてきた子供たちを安全な場所に保護できるように全力で取り組みたいと思います。

 

 

昼間も夜も野生動物が出てきている餌場です。

限られた時間での捕獲になりますが、命のあるうちに、無事に保護できますようお祈りください。

 

 

動物は人と違い言葉を話すことができず、自ら救いの手を求めることができません。

 

その場所で来てくれることを信じて、ずっと待ち続けているのです。

 

 

当会では預かりさまにご協力いただきながら、保護した子を人馴れさせ、新たなご家族とのご縁を繋ぎ、枠が空いた分だけ、次の子を保護しているような状況です。
 
もどかしい気持ちでいっぱいですが、あの子達の目を忘れることなど決してできません。
 
年齢も10歳前後の猫ちゃんで、人馴れに時間がかかり、夜鳴きもするかもしれない。
ノンキャリアかどうかも保護しなければわからない。
簡単でないことは承知しております。
それでも、ここであきらめては、何のために飯舘村で活動してきたのかわからなくなります。
あきらめることなどできない。
 
ご支援者の皆さま、ご協力者さま、ボランティアさんとともに繋いできた大切な命・・・
 
当会では「命ある」うちに、
「姿を確認できている」うちに
頑張りすぎるくらい頑張ってきた子達を穏やかに安心できる場所で過ごさせてあげたい。
 

 

 
 

飯舘村の保護予定の子達の歳は一番歳をとっている子で10歳前後になります。

それぞれの子の詳細につきましては、保護後、メディカルチェックを行ってからお伝えさせていただいております。

とても難しいお願いだとは重々承知しておりますが、ご支援者の皆さまととともに繋いできた命、どうかお力をお貸しください。

 

どうか命あるうちに保護させてください。

 

叶うならば、安心して眠れる寝床と、彷徨うことなく毎日のご飯を口にできるようにしてあげたい。

どうかお力をお貸しください。

 
****************************************

☆現地入りメンバー

kishimoto、natsumint

 

16時過ぎに仕事を終えたメンバーと合流。


ガソリンを満タンにして、久々の東北道へ。 


ここ数ヶ月は、新調した給餌BOXの受け取りなどがあり常磐道経由でした。


三連休初日の影響で車はとても多いですが、浦和料金所までは流れています。

この先も大きな渋滞にはまることなく進みますように!

 

りんさん、この度も道路情報を気にかけていただきありがとうございました。

 

 

 

 

「さくらちゃん」の捜索につきましては、今まで行った貼紙を頼りに、情報が入り次第、現地対応することと致します。

 

 

※活動行程について

今まで飯舘村のボランティアさんとの情報共有のため行程を記載しておりましたが、随時、情報を共有しながら活動を行っているため、万一の事態を防ぐため、行程の詳細は記載しないものと致しますのでご了承くださいませ。

 

17日(日)~18日(月)

拠点(捕獲器準備)~12号線南側(捕獲・監視カメラ付替)~12号線北側(監視カメラ付替)~拠点~隣町動物病院(7月TNR費用精算)

※今回の活動では捕獲をメインに行い、時間が許せば8月にご相談のあったお宅を訪問、状況を確認する予定です。

 

今回、捕獲対象の3匹の子たちは、トマホーク型の捕獲器に見向きもしないため、給餌BOX型の捕獲器やドロップトラップ型の捕獲器を使用する予定です。

 

お忙しい中、給餌BOX型の捕獲器の修理を行ってくださった「まだおさん」、ドロップトラップを貸してくださった横浜のボランティアのKさん、捕獲器の移動や餌の回収など、ご協力くださった村のボランティアの皆さん、ご協力に感謝申し上げます。


 

皆さまに託していただいた想いとともに、メンバー一同、安全第一で、より多くの命をつなぐことができるよう、これからも最善を尽くしてまいります。

 

お天気が心配ですが、どうか姿を現してくれますように。。。

無事に3匹保護できますように。。。

 

現地入りを支えてくださっている全ての皆さまへ心より感謝申し上げます。

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

※支援物資到着のご報告の件でございます。


月ごとの状況にあわせ、オフィスとヤマト営業所止め、福島県飯舘村拠点の三ヶ所に分けて物資の募集をさせて頂いております。

「ヤマト運輸さん以外」からオフィスへ、ヤマト運輸さん営業所止めへ、福島県飯舘村拠点へご手配いただいた物資ともに伝票整理がこれからとなります。

ブログ上、「支援物資の御礼」の記事内にてご報告させて頂きます。
その旨、予めご了承くださいませ。

 

※支援物資御礼の記事で記載しているハンドルネームの件でございますが
迷惑メッセ等で不快な思いをされている方がおりましたら
ハンドルネームからイニシャルへ変更させて頂きますので
メッセージにてご一報頂ければと思います。

 

※メッセージへのご返信が遅れており申し訳ございません。

順次お返事申し上げますので、少々お待ちくださいませ。

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..o○☆*o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

画像 

 

一般社団法人民間災害時動物救済本部

(CDCA)

 

新しいバナーができました。リンクフリーです。

※CDCAのHP、順次リニューアル中

 

 

ご寄付 支援物資

緊急:福島県飯舘村、猫ちゃん受け入れ先募集

ボランティア募集

 

CDCA民間災害時動物救済本部

フェイスブックページ開設

https://www.facebook.com/cdca.animal/

CDCA活動報告はこちらより

2023/09/16現在