皆さまの想いとともに。。。 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)
2011.3.11東日本大震災より、11年が経過。
 
出口が見えないコロナ禍、この度もご支援ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
当会ではコロナウィルスへの感染予防対策として、勤務や活動以外の外出は極力自粛とし、消毒はもちろん、マスクをすること、ワクチン接種(既に3回目接種済)を行っております。
 
今まで以上に気を引き締めて活動に取り組んで参りたいと思います。
 
 
2017年3月、帰還困難区域の長泥地区を除き避難解除となった飯舘村ですが、長泥地区の一部区域(17%)では先行して除染やインフラ整備が行われる「特定復興再生拠点区域」として国に認定され、来年春の避難指示解除を目指して、来月、9月23日より住民が自宅に寝泊まりしながら帰還への準備を進める「準備宿泊」が始まることが決まったそうです。
実際どれだけの住民の方が戻られるのか…。
りんさん、情報をお知らせくださりありがとうございます。
 
2022年8月1日現在の避難状況
(飯舘村HPより)※()内、前月比
県外避難者数:  166名(±0名)
県内避難者数:3246名(△9名)
村内帰還者数:1235名(+2名)
 
歳月が経つにつれ、家の主人が他界し、代替わりしたお宅では家屋の解体や、野生動物の寄り付きを嫌うなどの理由から餌場の撤去が行われ、数少なくなった餌場では、野生動物も出現するようになり、餌場から姿を消したり、無残な死を遂げた子もいます。

異常気象による酷暑や豪雨が動物たちの環境にどれだけ影響をもたらしているのか…
村の餌場でも猫ちゃんの姿が急に見えなくなっている場所があり、餌場の閉鎖の申し出がある場所と合わせて合計3ヶ所に7月より監視カメラを設置しています。
 
歳を重ねてきた飯舘村の子供達の厳しい状況は続いており、山に食べ物が無くなっている野生動物の影響が危惧されます。
どちらも大切な命です。
共存できる環境であるのが一番なのですが…
 
そのような状況下、当会では、餌場の提供をして頂いている親交の深い飼い主さんや家主さんと情報を共有し、不妊手術がなされていない新顔ちゃんが姿を現した場合には、他のボランティアさんとも意見交換を行い、状態にあわせて保護を行ったり、もとの餌場に戻しています。
 
ですが、一度捕獲器に入った子は、次は入りづらい。
 
できれば手術を機に保護して新たなにゃん生を歩ませてあげたい。
 
 
当会では預かりさまにご協力いただきながら、保護した子を人馴れさせ、新たなご家族とのご縁を繋ぎ、枠が空いた分だけ、次の子を保護しているような状況です。
 
もどかしい気持ちでいっぱいですが、あの子達の目を忘れることなど決してできません。
 
 
今、できることは、これ以上幸せになれない命を増やさないことです。
 
定例の活動では、給餌・支援活動がメインとなりますが、時間が許す時は、不妊去勢手術のための捕獲や、それを機に保護したり、季節に合わせた環境改善などもイレギュラー活動として行っております。
 
 
 ご支援者の皆さま、ご協力者さま、ボランティアさんとともに繋いできた大切な命・・・
 
当会では「命ある」うちに、
「姿を確認できている」うちに
頑張りすぎるくらい頑張ってきた子達を穏やかに安心できる場所で過ごさせてあげたい。
 
再度、飯舘村の猫ちゃんの受け入れ先を募集致します。
 
預かり様、里親希望者様、
飯舘村の冬は厳しいです。
どうか、凍てつくような寒さになる前に保護をさせてください。
お力をお貸しください。
 
受け入れ先が確保できた分だけ保護を進めて行く予定です。 

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☆仕分け積込みメンバー

(コロナのため仕分け積込作業なし)

 

☆現地入りメンバー

kishimoto、k.k.san、natsumint



実は出発前日の25日(木)、仕事を終えて移動中に1本の電話が入りました。

そのお電話をくださったのが、写真のワンちゃん、「小雪ちゃん」の里親さまでした。

「小雪ちゃん」は飯舘村から出産を機に保護した盲目の犬、「アカちゃん」の4匹産まれた中の1匹です。


メンバーと合流し、飯舘村へ向けて都内を出発したあとに、改めて里親様のO様ご夫妻とお話をさせていただいた際に、現在の「小雪ちゃん」の写真を送っていただくことになり、届いたのがこちらの写真になります!


なんと、なんと「小雪ちゃん」、母親の「アカちゃん」にソックリ❣️

体は父親の「シロちゃん」似です。

里親様のO様ご夫妻のお電話の声とお送りいただいた写真から幸せが溢れていて、とても幸せな気持ちで飯舘村へ。



途中、浦和付近で上り車線でトラックが横転した影響で下り線も渋滞発生。



東北道では那須高原付近から豪雨に遭いましたが、午前2時過ぎ、無事に仮眠先の「までい館」に到着。


朝、目覚めると横には山形のk.ksanの車が並んで止まっていました。

山形も豪雨だったため、早めに出発したところ早く到着したそうです。

山形から片道2時間半の道中、毎月本当にお疲れさまです。





8時前から拠点で仕分け積込みを行い、9時前には活動開始!

雨予報の飯舘村でしたが、飯舘での活動中は濃霧こそでていましたが、皆さまの想いが届き、大雨にならず助かりました。





飯舘村での活動を終えた後、解体が始まってしまった南相馬市の「さくらちゃん」宅を訪問。

敷地内への捕獲器設置や捕獲器に猫ちゃんが入った際のご連絡など、ご協力くださったお隣のお宅にも御礼に伺い、ご挨拶させていただきました。

今後の「さくらちゃん」の捜索につきましては、今まで行った貼紙を頼りに、情報が入り次第、現地対応することと致します。



南相馬市から飯舘村へ戻る途中、トンネルを抜けると、いきなり豪雨に。

拠点に着く前には雨も上がりましたが、変わりやすいお天気に子どもたちが気がかりです。



※今回の行程

27日(土):

拠点(支援物資仕分積込・活動道具積込)〜須萱~臼石~前田~佐須~草野一部~赤坂~飯樋~小宮一部~割木~久保曽~Y交差点~比曽~飯樋~南相馬市〜拠点(片付け)

28日(日):インシュリン調整で月曜日から入院中の「まんちゃん」お迎え

 

 

 

皆さまに託していただいた想いとともに、メンバー一同、安全第一で、より多くの命をつなぐことができるよう、これからも最善を尽くしてまいります。

 

どうか、一人でも多くの子たちと出会い、お腹と心を満たしてあげることができるようお祈りくださいませ。

 

現地入りを支えてくださっている全ての皆さまに心より感謝申し上げます。

 

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※支援物資到着のご報告の件でございます。


月ごとの状況にあわせ、オフィスとヤマト営業所止め、福島県飯舘村拠点の三ヶ所に分けて物資の募集をさせて頂いております。

「ヤマト運輸さん以外」からオフィスへ、ヤマト運輸さん営業所止めへ、福島県飯舘村拠点へご手配いただいた物資ともに伝票整理がこれからとなります。

ブログ上、「支援物資の御礼」の記事内にてご報告させて頂きます。
その旨、予めご了承くださいませ。

 

※支援物資御礼の記事で記載しているハンドルネームの件でございますが
迷惑メッセ等で不快な思いをされている方がおりましたら
ハンドルネームからイニシャルへ変更させて頂きますので
メッセージにてご一報頂ければと思います。

 

※メッセージへのご返信が遅れており申し訳ございません。

順次お返事申し上げますので、少々お待ちくださいませ。

 

 

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CDCA 代表理事 西澤ひと美

090-3815-2924  

 

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