4月のラ・ロシェルでの国際会議に、実は私の大学の同僚の先生も発表でいらしていたのですが、そのついでにケンブリッジにおいでになりましたので、ケンブリッジをご案内しました。
この時、これまで行っていなかった(ちょっと他のカレッジから遠いから)、クイーンズ・カレッジに行ってみました。
ホストのS先生からは早々に「エリザベス朝の建物は一見の価値ありだから行ってみるといいよ」と言われていたのですが、やっと行ったのはサバティカル最後の月という遅さ。
クイーンズ・カレッジは何よりも数学橋で有名です。
数学的に設計されているせいで、ボルトがいらないんだそうで。
しかしS先生は「でも基本、日本の江戸時代の橋とかってそもそも釘使ってないでしょ?日本人的には感動しないと思うわー」とおっしゃっていましたが(さすがの日本通。。。)、そういやそうだなと思いつつも、西洋でそういう橋ってことでそれなりに感激してみてきました。
でもなんか、これボルトっぽいのついてるけどこれ何なんでしょう。うーん?
まあいいや(良く分かりません)!
そしてエリザベス朝風の建物って言うのが多分これ。
ストラドフォード・アポン・エイボンと少し似たような雰囲気があるものね?
ケンブリッジの歴史ビデオが見られる ラウンド・チャーチでも触れましたが、実はこのクイーンズ・カレッジ、あの愚神礼讃を書いたエラスムスが一時期滞在していたらしいです。
エラスムスがラテン語だった聖書をギリシャ語に翻訳したことが、プロテスタント誕生の一つのきっかけになったってことなので、なかなかすごいですね。
エラスムスがヘンリー八世(あの奥さん6人もらった人ね!)と文通友達だったっていうのはどっかで聞いたことがあったけど。イギリスとゆかりのあった人なんですね。
そんな由緒あるクイーンズ・カレッジですが今も学生さんが住んでおり、ケンブリッジ大学はあくまでもケンブリッジ大学らしく、特に商業主義に走ることなく、ひっそりとやっているのでした。。。
なんか残念だけどいっそカッコいいって思えてきた(汗)。
とにかく、今となっては懐かしいです。