去年まで一緒だった子たちが、新しい学年になって、キリリ!とよくがんばっている。
ちゃんと、1から5時間目まで座って、やることやれている。ぐずぐず立ち歩いたり、泣いたりしなくなった。
そのキッパリと切り替えて、新しい現実の中で頑張ろうとしている健気さに、潔さに、感動して胸がいっぱいになる。
今年の彼らの担任はとてもベテランで、きちんとしている人。甘えはゆるさない。それも、よかったんだろうね。人って、一年でこんなにしっかりするんだなぁ。すごいなぁ、子供って!
だけどね、その先生が、去年ふらふらしてて、今年はしっかりやってる子のことを指して、去年の先生と支援員(わたしの立場)の関わりがよくなかったんじゃないか。みたいなことをうっすら言ってたと聞いて、悲しくなった。
彼は、初めから今年の先生だったらしっかりやれてたのだろうか。
それはわからないけど、彼の様子を誰よりも間近で見ていたわたしは、最初から、今年の感じでやれてはなかったと思う。
去年、甘えに甘えて、グズりにぐずって、やりたい放題やって、悪の限りを尽くして(笑)
それで今年、キッパリきちんと切り替えてきた。
それはさ、その「甘え」に付き合ってきたプロセスがあるからだと思うんだよね。
あの時期どうしても甘えたかった衝動を、表面上抑えてしっかりやってみせたところで、どこかで吹き出したと思う。
彼の心の中はわからないけど、わたしに会うと短い時間でチャージするみたいに、ギュッと抱きついてくる。そして、あんなに切り替えられなかったのに、すっぱり切り替えて、自分の教室に戻っていく。
その潔さに、泣きたいくらいに感動する。
わたしは、誰になんて言われたって、あの子との心の中できっと、やることやれたんだろうなって思うんだ。