​伝える。


 会社に言おう。6月末で辞めますと。




 

 さて1社目。夕方事務所に行き、話をする。「おぃおぃおぃ、なんだよぉ!」と言われる。だがしかしこれは決定事項だから仕方ない。「放浪癖があるからなぁ、仕方ねえなあ。」経営者というのは切り替えが早い人種でもある。割とすぐに受け入れられた。


 「マジかよ!辞めるのかよ。寂しくなるなぁ。」「ままあぁ、落ち込まないでよ。トウモロコシ🌽とか西瓜🍉送ってあげるから!」「おぁそうか!それは嬉しいなあ。」


 貢ぎ物は最強である。


 「えーなに、それで北海道ってどうに行くん?」「フェリーでふぁーって。」「え、良いなあ。俺も一緒に行こうかな。」


 おーマジ。フェリーってひとりだと何気に寂しいからな。おじいちゃん社長でも引き連れていこうか。


 「良いっすよ!社員旅行で、社長お金出してくださいね。新潟から小樽まで乗って、海鮮丼でも食べて、洞爺湖でも眺めて。行きは車に乗せていってあげるから帰りは飛行機で帰ればいいやな。」「おぃおい、俺に金をせびるなよぉ。でも良いなあ、フェリーって何時間かかるんだよ。」「知らんよ。(調べる)ねーねー14時間くらいだったて!」「おーそうか、そのくらいなら良いな。」


 ということで、無事1社目は無事攻略。(無事なのか?)


 次、2社目。「すみません、北海道に引越しします。」「まじっすか!どういうことですか?」「いやーなんか身軽なうちに他の仕事をしてみようと思って。」正直思いつきの行動だから明確な理由があるわけではない。「30歳の歳になんか今までと違うことしてみようと思いました。」と言った。「良いなぁー!それいちばん羨ましいやつっすわ。好きなように動けるっていうのは。」


 スマホのスピーカーから聞こえてきた電話相手の「良いなあー」は心からの叫びだった。「仕事をやめます」と言って、ブチ切れられずに「良いなあ」と言われる私はだいぶ幸せだと思う。そして引き継ぎの話をする。


⭐️


 「辞めようかな」という相談はしていない。「次の仕事が決まったので、6月末で」と伝えただけだ。


 よく仕事をやめようとしたら引き止められるという話があるがあれは謎だ。「マジか!」とは言われど引き止められるということはない気がする。


 結婚をしていない、家を建てていない、子どもがいない、親の世話をしているわけでもない、つまり何のしがらみもない。


 だからバカみたいに自由。縛っているものがあるとしたら、それは自分の思い込みだけ。反面、守るものがないから、別に正直頑張る必要もない。


 1社目の社長と話をしている時に「つまり無敵の人だな」と言われた。おい、「無敵の人」って犯罪者に言うワードやぞと思いながら、確かに無敵だよなと思う。


 「守るものがない」それはつまり「失うものがない」ということ。


 物事には良い面と悪い面が同居する。結婚でもしていたら、ある意味で自由が効かなくなる反面、でもパートナーがいるってきっと心強い(結婚したことないから真相が知らんけど)。親の介護が必要だったら、それは負担が増えるという反面、親との時間を長く過ごせる。


 だから別にどんな状況でも良いと思う。その状況を自分が幸せだよと認識さえできれば。でも人から言われる「自由に動けるって良いね」という言葉はひとつそれは事実である。


 でも思うことは、みんな本来は無敵の人なんじゃねーのということ。結婚していようが、子どもが小さかろうが、家があろうが、別に好きなことをして好きな場所に住めばいい。どーせどこに行ったとしても仕事なんかあるから。雇われるのが怠けりゃ、オンラインでもリアルでも誰しもが個人で勝手に稼げるはずの時代だから。


 

 じゃあねー、人類。また明日。




 自動フォローツール以外からの「いいね」が欲しいなぁ笑 

 幸せに稼ぐ!起業サポーター!みたいなやつからのフォローが増えて、あーあーと最近思っています。