いつか使うから、まだ使えるから | さらば義実家の人々、65歳 犬を連れて家出ちゃいました

さらば義実家の人々、65歳 犬を連れて家出ちゃいました

人生とは冒険か、さもなくば無である  ヘレン・ケラー

時々、無性に断捨離したくなる。

 

犬と一緒に東京に来るときに、思い切って随分と物を捨ててきたがつもりだが、日々暮らしていると気が付かないうちに物が溜まっている。

 

よし、捨てようと思っていざ手に取ってみると

「次の○○の時に使おう」

「これはまだ使えるし、もう少し使ってから捨てよう」

と、また同じ場所に戻してしまう。

 

そして、ついに「いつか使う」を実行する日が来た。

先日、東京に雪が積もった日のことだ雪だるま

極寒仕様の服を手に取って「ほらね、やっぱり使うじゃない」。

 

しかし、次の日その服をしまいながら考えてしまった。

確かに、捨てなかったから使う機会はあった。

でも次に使うのは一年後?

年に一回使うためだけに場所をとってる?

次の年にたった一回使う時には一年分古くなっている。

そこまでして取っておく必要があるのだろうか。

 

その日一日だけしのげれば良くない?

 

と、自問自答しながらも往生際の悪さから、今日もその服を手に持って考えている。