胸焼けゼロの、爽やかインド映画『ダンガル きっと、つよくなる』 | 観てるふりしてうわの空

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観た映画の感想を気の向くままに書き綴っています。完全に主観による点数と、イメージイラスト付き。(らくがきレベル)


こんにちは、夏目すぴかです。

『ダンガル きっと、つよくなる』を観ました。
TSUTAYAにてレンタル。




劇場公開した時から、あっこれ面白そう!
と目をつけていました。

レスリングの国際大会で金メダルを獲るという夢を持ちながら、経済的理由で断念せざるを得なくなった父、マハヴィル。
自分の夢は息子に託そう!と考えるも、生まれてきたのは4人続けて女の子。
さすがに諦めかけたのもつかの間、長女と次女にレスリングの素質を見出だし、トレーニングをさせるのだが… というお話。

上記広告にもありますが、実話だそうです。
(脚色はありとのこと)

ストーリー自体にはそこまでのひねりはなく、わりとシンプルなお話。ただ、途中で挿入される歌(ダンスはなし。)は、やはりインド映画ならではという感じで、新鮮でした。
率直すぎる歌詞が笑えます。
基本的に明るくてユーモアたっぷりな感じで、好感が持てました。

個人的には前半の、レスリングをやらせたい父親とやりたくない娘たちの攻防や、いかにやる気になっていくかの流れが好きでした。
あと、なんとか男の子が生まれるように、村人たちが寄ってたかってアドバイスする様も。

エピソードがとにかく素朴で、微笑ましいのです。

レスリングのシーンについては、けっこう丁寧に描いてましたね。試合などは、実際に見ている気分に。ルールすら知らなかったのですが、意外と熱中してしまいました。

途中、レスリングのコーチが悪役っぽく描かれているのですが、実際はどうだったのか。さらに実在のコーチが気を悪くしないのか…ということが多少気にはなりました。
この辺は脚色、ということで、父娘のつながりに、純粋に感動しておいたらいいのでしょうが。

点数は6点にしました。インド映画とは言え、クセは全くなく、万人受けする爽やかな作品だと思います。


『ダンガル きっと、つよくなる』: 6
  ★★★★★★☆☆☆☆