盛りガール・飛高【ベスト・ポジション②】 | 夏の風☆恵の光

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息子との事、日々の出来事、旅行記、フィギュア・スケート観戦記などを綴っています。

(※予約記事)

私が海外旅行中に、よくやる手抜き記事。

盛りガール、二次小説使いまわし。(笑)

まぁ、⑱禁要素も無いんでね。


アイスランドでオーロラ見たら、また飛高さん話書きますが、その前章……でもないか。(笑)


せっかくなので、少ーし変えてみた部分もあります。


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「この間、彼と喧嘩しちゃってさぁ…」

高校時代の友達とお茶していて、A子がそうボヤいてきた。

「私が、よくデートで遅刻するからさ。でも、最後には『早く会いたいのに…』って言われちゃった♪」

「何?結局はノロケ?」

皆が、冷やかす。

「私は、逆に喧嘩したことなかったの」

今度は、B子が切り出した。

「高価なプレゼントねだっても。笑顔でいいよ…って。でも、そうしたら、ある日突然『君のワガママにはついていけなくなった』って、フラれちゃったの」

「ええ~!」

皆が、落胆の声を上げる。

「ため込まずに、時には本音でぶつかってもらった方がいいのかもね」


(そういえば私、飛高さんと喧嘩したことないなぁ………)


私は、ちょっぴり不安になった。


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次のデートの待ち合わせ、私はわざと遅れていった。



「すみません。待ちましたか?」

「いえ。大丈夫ですよ」

いつもと変わらぬ飛高さんの爽やかな笑顔。

「あの……。飛高さんは、私が遅刻しても腹が立たないんですか?」

「?」

一瞬、不思議そうな顔をした飛高さんは、再び笑顔になってこう言った。

「○○さん。例えば飛行機は、天候や機体の事情でよく遅れたりしますから、そんなことで怒ったりしてはいられないんですよ」

「………はぁ。そうですよね」

私は、妙に納得して、飛高さんと予約したお店に向かった。


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「飛高さん。次の私の誕生日には、ティアニーのネックレスが欲しいんだけど……」

飛高さんと食事していて、私は思い切って切り出してみた。

しかし飛高さんは、笑顔で頷く。

「いいですよ」

「えっ?!本当に?」

「リクエストしてもらた方が楽ですしね。男は、おねだりに弱いんですよ」

(そうだった……)

私は、またまた納得し、食事を続けた。


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夕方になり、私達は外展望台にやってきた。


「飛高さんは、私に何か我慢してませんか?」



「いえ。別にありませんけど………どうしてですか?」

「飛高さんは、私が何したら怒りますか?」

「そうですね。あなたが他の男に走ったら怒ります」

冗談っぽく言った後、飛高さんは私に質問してきた。

「どうして、そんなこと聞くんですか?」

私は、友人との会話を話した。


「そうだったんですか……」

飛高さんは、少し真面目な顔になった。

「あ、飛行機雲」

視線を泳がせた先に、飛行機雲が描かれていく。


「○○さん、飛行機は、高度1万メートルが、空気抵抗も少なく、速く飛べるんです」

「そうなんですか……」

「でも、それ以上高く飛んで更に空気が薄くなるとエンジンが十分燃やせなくなり、失速してしまうんです」

「えっ?!そうなんですね?」

「僕達にも、ちょうどいい距離があると思いませんか?」

「あ………はい」

「それは………もう少し近くかな」

私は飛高さんに引き寄せられた。

(きゃ!飛高さんの息づかいが聞こえる)


飛高さんに寄り添って見る街の灯りは、星のように瞬いて見えいた。


~完~