漢方薬と西洋薬の違いを学んだので、簡単に共有させていただきます!
まずは身近な西洋薬から。
西洋薬は、基本的に一種類の化合物から作られ、一つの症状にだけ作用するもの。
例えば、
・熱覚まし
・咳止め
など。
症状によって薬も変わってくる。
一方漢方は、さまざまな症状に合わせて、生薬を組み合わせるもの。
例えば、
・寒気
・高熱
・筋肉痛
・汗なし
という複数の症状(パターン)から「麻黄湯」の症状と判断して、「麻黄湯」の薬を出す、みたいな感じ。
漢方は、症状と、その人の体質(強い、弱い、子供、大人など)に応じて調整されるため、まさにオーダーメード。
(と言っても、市販の漢方薬は体質まではみてくれませんが)
ちなみに、西洋薬の代表、総合かぜ薬に入ってるものは、
・解熱鎮痛薬
・抗ヒスタミン薬
・抗炎症成分
・咳止め
・痰をきる去痰剤
・ビタミン剤
と、てんこ盛りです。
これだけ入ってればどれかは必ず当たるだろ、みたいな 笑
また、西洋薬は、その時出ている症状を抑えようとする(熱が出てたら解熱、咳が出てたら咳止め)のに対し、漢方薬は、熱が出てたら体内の熱を上げるのをサポートする役割なのだそうです。
身体がウイルスと戦うために熱をあげようとしているのに、西洋薬はその熱を下げてしまう😱
日本の市販薬はそんなに強くないですが、アメリカなどでは実際ただの風邪なのに、無理矢理熱を下げた結果、死者がでていたりするそうです。
人間には元々戦うための仕組みがあるので、それをサポートする漢方薬の方が、個人的にしっくり来ます。
ただし、例えば40度超の熱がでて、頭痛と吐き気がして…みたいなヤバい時は西洋薬を頼りましょう。
その熱に身体が耐えられないから。
でも、熱を下げてもウイルスは残っているので、後はひたすら安静にして、ウイルスに身体が勝つのを待ちます。
ということで、西洋薬も漢方薬も、使い分けが大事かなと思いました。
西洋薬があって初めて克服できた病気もたくさんありますしね。
赤ん坊が死ななくなったのも、西洋医学や薬のおかげかなと思います。
自分でなんとか出来るところまでは、漢方の力を借りつつ自分で頑張る、そんな感じでしょうか。