「新学年が始まったよー!」のチェコはプラハから元気にこんにちは。


 待ちに待った新学年新学期第一週目の週末がやってきました。学校や習い事への様々な支払い、準備等、9月頭はいつもバタバタ忙しい。子供達が学校に通い始めてからは、毎年9月第一週目の週末が、それはそれは待ち遠しくてたまらなくなりました。(特に今年からは三人の子供達の学校がバラバラになったため、いつも以上にわたわたしていたな)


 今回は、3人それぞれの一週間を軽く軽くご紹介したいと思います。(上の2人はすでに思春期に片足をつっこんでいるため、そんな乙女(むしろ侍?)達のプライベートはちょっと詳しく書けませんが、そこは悪しからず。。。)


【長女篇】11歳、8年制のギムナジウム1年生の長女さんの第一日目は、プラハ中央駅集合でした。マットと寝袋で2/3を占領したナップサックを背負い、月曜日から土曜日まで彼女は6日間のウェルカム合宿に行っておりました。片道電車で3時間半。新しいクラスメート30人と先生との濃い一週間を過ごしたようです。様々なチーム戦や、18kmのハイキング、夜空の下マットと寝袋で過ごした一夜等、あんまり活き活きと話すものだから、話を聞いていると段々私達も行った気になってくる。嫌だったこと、不安だったこと、困ったこと、腹が立ったこと、家が恋しくなったこと、楽しかったこと、嬉しかったこと、驚いたこと。全てがかけがえのない経験になったね。来週からは授業が始まる。楽しみだねぇ。それにしても、何だかこの一週間で長女さんがちょっと大人になったように感じるのは気のせいかしら。。。


【次女篇】9歳、元気な受験生。水筒、おやつ、体操服、、、この一週間で次女さんが学校に持っていくのを忘れたものは数知れず、、、。しかし、まぁまぁ本格的に受験勉強を始め、お友達の誕生日会に行き、習い事の音楽学校でのレッスン日決めにも一人で参加したりと成長を感じることもありました。←しかし、レッスン日決めについては、あれだけ言ったにも関わらず、音楽理論のある時間にレッスンを入れてしまい、後でヴァイオリンの先生から確認の電話がかかってきて私にしこたま怒られるという大失敗ではありました。ここで先生から与えられた選択肢は3つ。

➀レッスン時間はそのまま、同じ日の後の生徒さんと時間をかえてもらえないか聞いてみる。

②レッスン時間はそのまま、音楽理論クラスを1時間後に始まる一学年上のクラスに入れてもらえないか相談してみる(←事前の試験に合格しなくればならない)

③レッスン時間はそのまま、音楽理論を家庭学習(試験はあり)に変えてもらう。


ちゃんとしんどい思いをしたほうが、本人のためになるだろうと、②か③でお願いしてみるも、優しい先生の反応は、「でも、私ダメもとで聞いてみるわ。ちょっと待っていてね!」結局、➀になりました。(先生曰く)変わってくれた生徒さんは早い時間になってむしろ喜んでいたわとのこと。、、、本当かな。。。これを次女さんに伝えると、「一生懸命努力していれば、思っているよりスムーズに進むことがあるよね!」、、、ん何だって?ここで再び私に怒られる。


怒られはするけれど結局毎回誰かが尻拭いしてくれるというのは、自分で自分の行動の責任をとる(大人になる)ということを学ぶ機会を邪魔してしまう。しかし、失敗して人に迷惑をかけながらも、自分のやりたいことができるようアクティブに行動する。これも大事。うーん。この経験、私も彼女も次に活かさねば。


【長男篇】3歳、今年から幼稚園年中さん、新しいクラスになり、月曜はお兄ちゃん風をふかせながら意気揚々と登園。自らバイバーイと手をふりながらニコニコ教室に入って行きました。おぉ!すごい!火曜日、昇降口で大泣き。「お母さんがいいよ〜。お昼寝なしにして〜。」、、、今年も泣くんかーい!?その後、隔日で泣きながらも毎日登園。お昼寝つき。えらかったね。やっぱり少しずつ成長しているね。


 一生懸命やった結果の失敗は確実に人生を豊かにしてくれる。そうじゃなければ、自分の中でいつも言い訳をしてしまう。人からどう見られたいということより、自分のやりたいこと、決めたことを一生懸命やることの方がよっぽどシンプルで清々しい。何かを判断する、決定する時、多くの場合最終的に決めるのは自分。決めた内容をいかすのも自分次第。子育て中の親として、大人として、子供達は言葉よりも大人の行動を見て多くを学んでいるということを痛感中。アラフォーはちきんの戦いは続く。いやいや、こんなまとめはない!仕切り直して、

「子供達よ、学校生活、思いきり楽しんでね!」


〜おまけ〜

 ちなみに私は、今週金曜日、プラハ近郊の町での野外コンサートに参加しておりました。チェコPOP歌手のバックでオケ演奏。9月頭のチェコの晴れた日の16:30は夕日がじりじりと照りつける時間帯。1時間のコンサート中、弦、管、打、全員が一度はじりじり夕日にさらされた演奏会でした。晴れ女の私は太陽との相性抜群、、、演奏中終始全身に陽光を浴び続け非常に暑かった。楽譜が見えなくなるくらい目がチカチカする中、倒れなくて本当に良かった。