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エヴァ・オーリンも、ペ・ドゥナも、まとめて好き。

最近、Audibleを再課金した。

一度無料期間を経て数ヶ月か課金したがそれほど聞くこともなく解約した。

そして2024年2月、再契約。

 

息子に「何の本を読んでいる?」と聞くと最近はAudibleだという。

電車の中で聴けるから。なるほど。そしてきっとお気に入りの声の演者もいるからであろう。

 

早速いくつかダウンロード。

そのうちのひとつ「八月の御所グランド」を聞く。2編で視聴時間は5時間ちょっとだという。

でも電車の中で聴いていればあっという間に話は進む。目は疲れない。

家のキッチンで作業をしながら聞く。目は自由だ。

編み物をしながら聞く。ただし編み目を数えるのは同時にはしないほうがよい。

しかし

もっと早く使いこなせばよかったAudible。

 

万城目学「八月の御所グラウンド」

万城目作品はいくつか読んでいた。耳で聞くのはもちろん初。

この発声の漢字はなんだろう?と考えるのも面白い。

ゴショジー=御所Gか。これは検索して理解

京都弁、シャオさんのカタコトの日本語、女性、男性の話分けなどとても巧みなテクニックを要する。

違和感もそれほどなくストーリーは進む。

頭の中に京都の東西南北の通りを思い浮かべる。

 

途中なのに、ぐっと目の辺りが熱くなる。

「フィールドオブドリームス」は相当に熱い思いで好きな映画だ。

万城目さんはそれにどう距離を置いて、ご自身のフィールドオブ御所Gを作り上げるのか。

徐々にそういう設定かと分かり始めた中盤ですでに涙が出そうになった。

 

朗読の声としては大学生にしては落ち着きすぎな感はあったが

声の過剰な感情表現もない所はよかった。

万城目さんの比喩が好き。もう一度聞き返したい。いいお話だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画「瞳をとじて」

先日書いたものは

 

 

 

 

 

 

書き忘れたこと。

 

 

 

印象的なシーン

 

この扇が「エル・スール」に登場するCINE ARCAIDA

の建物の装飾に見えた。

映画という現実ではない世界への入り口だ。

 

 

 

Netflixで視聴。





レナードバーンスタインのお仕事を家族を描いている映画(だろう)

仕事を描く割合は予想よりも少ない。

「踊る大紐育」の再現は面白かった。ミュージカル好きだし

数年前に佐渡さん指揮で見たのも多分On The Townだったと思う。


ミュージカルシーンがいくつか続くのかと思いきやそうではない。

冒頭数分で「あ、コレを言いたいのか」のシーンが出てきて

(自分は知らなかったので)ほほう、ここに焦点当てたい作品なのかしらと心づもりをする。


しかし、なんかモヤモヤとして進む。それはご家族が現にいらっしゃるから

鋭角でそこに切り込めないのだろうか。

妻との口論を表情で見せるのではなく、遠くに引いたカメラで姿さえも映さず

声で表すところは興味深かった。でも後半には、熾烈な罵り合いを見せられるのだ。

芸術を極める人、家庭が犠牲、家庭を犠牲、家庭も犠牲、それらを描きたかった?

そんな単純な製作動機ではないと信じたいのだけど。


Netflix配信直前は、劇場公開もしていたらしい。

大きなスクリーンでミサ曲を観たかった。


「マエストロ」というタイトルがいくつもあって

それゆえの妙な副題をつけているかと思われる。

「愛」って副題につけがち。

主人公の愛というより、「関心」に近いのではないだろうか。

妻へも綺麗な男たちへも。


あれらは愛なんかなあ。