……まさにそれは青天の霹靂でした……。



ブログを遡って頂ければ分かるのですが先日の2/22のブログに、ジャイアンを病院に連れて行って、『何も無かった。良かった』的な事を書いた私。
本当につい先日の事なので、ブログを読んでくれている人には、記憶に新しいとも思うのですが。



……でもそれは、ある日突然に起こったのです。



2/22を少し過ぎた3月某日。
ジャイアンが明け方、4〜5回ほど立て続けに胃液を吐きます。
猫はまぁ、よく吐く生き物なのでその時は私も随分胃液を吐くなぁ……くらいに思っていたのですが、その後その日の朝のエサを、随分とゆっくり食べてる……。
この子は消化器官が調子悪い時、食べる早さが極端に遅くなる子なので、ん?また胃の調子でも悪いのかな?と思いました。
でもその後、食べたものを全部吐いちゃいました……。

でも、これも猫は時々ある事なのでやはりその時も私は、『あ、やっぱり胃の調子良くないなぁ』くらいにしか思いませんでした。
で、お昼。
ドライからウェットにフードを替えて様子見。
けれどやはりいつもの勢いが無い。
特にウェットフードは大好きで、いつもはめちゃガッツくのにやはり食べる速度が遅い……。
でも完食はしたので特に気にも止めませんでした。


ところがその夜からエサを食べなくなります。
おまけに相変わらず胃液を吐きまくる。
しかも常にその吐き気が止まらないのか、口をペチャペチャ音を立てて動かして、まるで吐き気を常に感じている様でした。

次の日の朝もご飯を食べようとしないので、お昼前に病院に連れて行きます。


その時はそれでもまだ、ニャーニャー鳴いて抗議する元気はありました。
検温して、エコー撮って異常もない。
吐き気止めの注射を打ってもらって帰ります。
病院の先生からは「吐き気止めを打ったし、夜ご飯は食べると思いますよ〜。もし様子見てそれでも食べなかったら連れて来て下さい」と言われました。
私も一安心したのを覚えてます。



ところが。
夕飯も食べない。
むしろ時間を追うごとに、どんどんグッタリしている感じ。
途中意識が朦朧としていたのか、目も虚ろな感じ。
で、おかしいとハッキリ思ったのは、それから数時間経って明け方近くになってグッタリ寝ていたジャイアンが、急に思い立ったかのように、その場でオシッコをし始めた!
いつもちゃんとトイレでする子なのに!変!!と思いました。心なしか足元もふらついている様な……。
そしてここでようやく気付くのですが、この2日ほど、尿も便も出して無かった事に……。ガーン(因みにお水も飲まなくなってます。食べない、飲まない、出さない状態。)

その後も心配なので抱きしめて横になっていたら、またペチャペチャ口を動かしてる!!
吐き気は止まるって言われてたのに!(たしかに注射して12時間程は止まっていた)
あと、なんか……体温……低くない????
いつもはあったかいのに、なんか、、、、全然暖かく無い……。えーん


その後、すぐに病院連れて行って血液検査したら、
まさかまさかの、『急性腎不全』と診断されました。
いゃ、まぁ、、猫飼いのベテランさんは多分ここまで記しているもっと前の段階でそれを疑うのでしょうけど、猫を飼って一度もまだそれを経験していない私には明らかに知識不足でした。
今なら、エコーを撮った日に血液検査も同時にお願いしたでしょうけれど、その考えに至らなかった……。


診断された時は、一般的に言うステージの最終段階まで病状が悪化してました。
いつ心停止してもおかしくない状態。
体温も36.5℃まで下がっていて、このまま死んじゃう可能性ありと、はっきり言われました。
え?つい1日前に検査したばかりだよ?
24時間経ってないよ?なんて思いましたが、猫の急性腎不全は本当に進行早くて、時間勝負なんですね。
この後ネットで色々調べてやっと分かりました。



以前から猫飼い友人に、猫の腎不全は気を付けてって言われてた。
猫の突然死=ほぼ、急性腎不全なのも薄っすらとした知識ではあった。

けれど、前日まで元気に走り回っていたジャイアンには当てはまらないと思ってしまったのです。

この思い上がりと知識不足で、もう少しでジャイアンとお別れする所でした。
野良ちゃんよりは長生きさせてあげられるかもと4年前に保護して飼ったのに、危うくその野良ちゃんよりも長生きさせてあげられなくなる所でした。




あ、そうなんです。

結論から言うと、4日の入院でジャイアンは奇跡的にお家に帰ってこられました!!!!照れ

入院して2日ぐらいは、数値の低下が遅くてハラハラしていたので。
3日目にようやくオシッコを沢山してくれて、毒素が抜けたみたいです。

今は退院して経過観察中です。
急性腎不全の場合、その半分くらいが慢性腎不全に移行してしまうらしく、ジャイアンも退院して1週間くらいして、数値が少し上がっちゃったんですよね。今すぐに処置をと言うレベルでは無いのですが、これから先は食事療法になるかもしれません。ガーン
でも取り敢えず、今のところは普通レベルの生活するまでに元気は戻りました!良かったアセアセ




でも実は、なんで今回急性腎不全になったか、理由はわからないままなんですよね。
急性腎不全は時々あるんですって。原因不明。


ただ、入院して3日目に大量にしたオシッコから、変な臭いがしてたんです。
病院の先生も驚くほどの変な臭い……。
強いて言えば、絵の具みたいな臭い……。

でもなぜジャイアンから???
いつもと違うものは与えて居ないし、家に毒になる様なモノは置いて居ないはずなのに……。



謎のままでモヤっとはしているのですが、とにかく今まで以上に猫が口にするものには気を付けようと心に誓いました。




今回この騒動で学んだ事は、猫飼いさんは知識として急性腎不全の事は頭に入れておいた方がいいと言う事。
それによって、初動が随分違うはずだし、手遅れになりにくい。
治療の時間が早ければ早いほど助かるみたいですし。逆を言うと、50%の確率で死んでしまうのも急性腎不全なので、猫飼いさんは気を付けてあげて下さい!




ジャイアンは、普段欲求が激しい子です。
ニャーニャー!(お腹すいた!)
ニャーニャー!(ドア開けて!)
ニャーニャー!(トイレしたよ!)
ニャーニャー!(水飲ませて!)

……などなど。
手が空いてない時など、煩いな〜と思ったり無視したりしてやり過ごす事もしばしばありました。


でも、体調が悪くなってから全然鳴かなくなった。動かなくなった。
鳴き声が聞こえないのが、あんなに寂しい事とは思いませんでした。
煩い方が良い事もあるんですね。
入院4日目には、病院が気に入らないのかニャーニャーと鳴いて抗議しているのを見て安心したものです。


どうやらこの時から、少しずつエサも食べるようになったみたいで。実に6日振りにエサも食べてくれた!えーん
やはり動物は、食べて初めて元気が戻るのですね。


入院して始めの2日は生きた心地しませんでした。もし病院から、急変の電話が掛かってきたらどうしようと思うと眠れない。
この数日で確実に自分の白髪が増えた気がします……。ガーンアセアセ
まぁいーんです。
私の白髪ごときでジャイアンが助かるならば!!!




……と、ここまで長々と書きました。
あまりに長いのでブログに書くのをためらいましたが、自分がこの時の状況を忘れないようにと言う想いと、猫飼いさんに少しでも注意喚起出来ればな、と言う想いで。
迷ったら、とにかく急性腎不全も疑って!


そして少しでも長く、愛猫と暮らせる未来を!キラキラキラキラ




最後に。
今回ジャイアンを生かすためにご尽力いただき、動物病院の先生、看護師の方々には深く御礼を申し上げます。
本当に、有難う御座いました!!


そしてジャイアンも良く頑張った!!
偉いよ!
生きていてくれて有難う!えーん

退院直後のジャイアンの脚。
点滴打っていた方の脚が浮腫で2倍に腫れ上がってた……。
動物に薬って、きっと身体に負担も大きいのでしょうね……。ショボーン


あ、次の日にはこの脚の腫れも引いて、今は動き回ってます!キラキラ