花曇り、三寒四温、一雨毎の暖かさ。この時期は春が来るのを待ちわびる先人達が感じたと思われる素敵な言葉だ。そして三月六日頃は『啓蟄』ケイチツ、土ごもりしていた虫が春の温かさに誘われて這い出してくると云う意味の言葉ではあるがアスファルトとコンクリートに囲まれた現代の都会で生活を余儀なくされている私には子供の頃の野原や土を思い出させるノスタルジックな言葉だ。私自身は全く意識をしている訳ではないが傘寿を迎える前後からだろうか車を運転する機会が妙に少なくなつた様な気がする。勿論一寸した買い物や仕事の打ち合わせ等には自分で運転して出掛けるが、仲間達が集まって食事をする機会や久しぶりに麻雀をやろうとなると必ず誰かが送り迎えをしてくれる様になったのは年を取ったからなのだろうか?自分で出掛けるとなると現代車かクラシック カーで何時も迷うがやはり手の掛かる、少しばかり面倒なほうを選んでしまい、時には失敗してしまう事もあるがこの病はまだまだ続きそうだ。今月は先輩でもあり尊敬する三船敏郎さんに関する番組に
出演します、オンエアは4月になると思いますがこれ迄誰にも話した事もない素顔の三船さんのエピソード等々を話したいと思っています。啓蟄ではありませんが、そろそろ私自身も目を覚まさないと『生き馬の目を抜く』江戸?いやいや東京で現代から取り残されそう!ダウンジャケットを脱ぎ棄て、活動しよう!