1ヶ月ほど前のことですが、奥様へのお誕生日プレゼントにと、オーダーをいただいた風景画をご紹介します。
北イタリア、ロンバルディア州のブレーシャ。
州内で、ミラノに次ぐ第2の大都市です。
私は実はこの街には行ったことがないのですが、この辺りには、ベルガモやクレモナなど、本当に素敵な都市が点在します。
ご要望はブレーシャの中心地、ロッジア広場ということでしたので、時計台とドゥオーモ(大聖堂)を。
ムーア人が鐘を打つ時計台は、そう、ヴェネツィアと一緒ですね〜。
つまり、この街がヴェネツィアの支配下にあった歴史があるということです。
いつものように、初めにいくつかラフスケッチを描いてメールでお送りし、その中から選んでいただき、仕上げました。
ちょっと硬く書き過ぎたかなあとも思ったのですが、ロンバルディアの凛とした雰囲気を出すには、これくらいの方がいいかと……言い訳か
ドゥオーモのトルコブルーを強調したかったので、あえて空には色を入れずにおきました。
出来上がった絵は、マットに入れて、プレゼント用に包んでお送りします。
額縁は、発送時に割れる心配があるのでご遠慮いただいています。
イタリアではお受け下さった方が、ご自分のインテリアに合った額を選ぶというケースが多くあるので。
お受けいただいた後、大変満足していただけたとのメールをいただき、ほっとしました〜。
いろいろ調べてみると、ブレーシャって見どころがホントたくさんある。
Wikiから写真をお借りして。
ちょっと変わった丸い作りの旧大聖堂。
小高いところにあるカステッロ
よくあるお姫様と王子様の物語で見るような、お城への入り口にある木の吊り橋!
渡ってみたい〜
ガリバルディの記念碑の袂に陣取るライオン。
よくできてるわ!
隣に座って、写真撮りたい〜!
近郊にあるサン・サルヴァトーレ、サンタ・ジュリア修道院。
内部のフレスコ画が面白そう。
などなど、是非いつか、行ってみたい!
さてところでブレーシャといえば、この辺り、お隣のベルガモを中心に、去年の3月にコロナ感染が拡大し、莫大な被害を被ったところです。
医療崩壊という言葉が最初に出たのは、この辺りでした。
高齢者が次々となくなり、火葬場が間に合わず、ご遺体を周辺の火葬場に運ぶために、軍用車が何台も走っていくという衝撃的なニュースがありました。
ご遺族は、最期に立ち会うこともできず、お葬式もできず、さぞかし辛かったろうなあと思います。
今現在、コロナは大人しくなり、イタリアではほぼ規制がなくなって人々が街に溢れ出してますが、秋にまたぶり返さないことを祈るばかり!
あ。私は明日、2回目のワクチン摂取です。
本日のネコ
平和です。