今回の戦争において、自分の考えが偏らないようにと、報道番組を毎日片っ端から見ているんですが、最近のキーウ近郊の映像を流すにおいて、どこも『悲惨な映像が含まれます。辛いとお感じになる方は、観覧をお控え下さい』みたいなことを前置きしていますね。
必要以上に辛いと感じてしまうことを、共感ストレスというらしいです。
あまりにも共感して、自分のことのように思ってしまって、すごく辛くなっちゃって、でもそう思うくせに、何もできない自分に腹が立ってむやみに落ち込んでしまう。
頭の中がぐるぐる、こればっかりなってしまう…
実は私、典型的にこれのようで、小さい頃からちょっと悲しい映画などを見ると、ず〜っとず〜っと何日も何日も、心の中でしつこいくらいに反復してしまう。
でも子供の頃は、皆そんなものなのだと思っていたのですが、どうやら違うらしい。
そういうのを共感ストレスというのだと知ったのは、2011年の東日本大震災の時。
あの目を覆いたくなる津波の映像。
遠く離れたところから見る、街が波に飲み込まれてなくなってしまう映像。
何もできない自分に腹が立ち、あの時は、このままでは鬱になると本気で思いました。
なのでその時は(今思えば自己防衛にために)、仲間を募ってチャリティーをしたり、必死で行動しました。
そして、そんな気質を持っている人のことをエンパスというのだということも知って、調べまくったりもしました。
そんなわけで、今回はもうあまり見ない方がいいと思うのだけど、やっぱり見ちゃうんですねえ。
なので、諦めました。
こうなったら、とことん付き合うことにしました。
幸いにも今は、これでもか、これでもかと悲しい画像を流すばかりの一般的な番組ではなく、色々なソーシャルで、勇気をもらえるような、力強い喋りくち口で爽快に思いを伝えてくれる人もいるし。
で、見すぎて、頭がぐるぐるしてきたら、ネコに話しかけたり、お散歩に行ったりします。