Apple Store銀座の契約社員だった日本人が、ジョブズと仕事することになった理由

エンジニアtype4月30日(水)16時23分

Apple Store銀座の契約社員だった日本人が、ジョブズと仕事することになった理由
プログラミングやUIデザインの実務経験は皆無。Apple Store銀座で働いていた若者が、のちに米Appleで故スティーブ・ジョブズともミーティングを共にするチームで仕事をすることになり、現在はシリコンバレーでEvernoteのデザイナーとして活躍している。

そんな、夢物語のような経歴を持つ20代の日本人がいる。

「これまでのキャリアを振り返ると、とても幸せな偶然に恵まれたと思っています。僕はただ、その偶然をチャンスとしてとらえ、チャレンジを繰り返してきただけなんです」

この物語の主人公、中島大土ランツ氏の言葉を、自己啓発本にでも載っている空虚なフレーズのように感じる読者もいるかもしれない。だが、彼はほんとうに幸せな偶然に恵まれただけのラッキーボーイだったのだろうか?

事実は小説より奇なり。中島氏は自らの行動で偶然を必然に変えながら、今もかの地で挑戦を続けている。

なぜ、中島氏はAppleやEvernoteでキャリアを築くことになったのか。そして、実力主義の世界といわれるシリコンバレーで、開発未経験だった中島氏はなぜ生き残ることができたのか。

その理由を探っていくと、「仕事の意味」について考えさせられる逸話が数多く隠されていた。