久しぶりの記事です!
4月30日(火)。HIROSHI TACHI IN THE MOOD 2013
Bunkamuraオーチャードホールで舘さんがコンサートを行う。
色々とお世話になっているので、花を贈ろうと思い、付き人の
○○さんに電話して、どんなものかと聞いてみると、
「花を贈るより、会場に観に来て、楽屋に会いにきてくれたほうが
喜びますよ」と言ってくれたので、伺うことにした。
舘さんのステージは、それこそバッド・エンジェルス以来だから、
35年ぐらいも前になる。
凄~く、楽しみだ。
これはその当時、『ハロー・グッドバイ』というアルバムになった、
渋谷公会堂でのコンサートの写真。
舘さんと6人のメンバーとの確執が修復不可能になって、
6人はこのあと、“クールス・ロカビリークラブ”という名前で
スタートした。
そしてこのとき、俺たちBAD ANGELSは会場のガードを頼まれ、
ステージの最前列に立っていた。
途中で紹介されて、舞台のそでからステージに向かうときは、
凄く緊張してしまって、ちゃんと歩けたのかも憶えていなかった。
舞台のそでに控えていた俺に、着替えに戻ってくる舘さんや
ピッピさんが笑みしてくれたことも忘れてはいない。
ステージが終わって帰るとき、何故か、俺は舘さんと二人で
タクシーに乗って、表参道へ向かった。
「ジェームスディーンのように早く死ねたら楽だろうな」
と車中でポツリと言った。
舘さんのその言葉と寂しげな顔は、今でもはっきりと憶えている。
当時、抱えている問題への、苦悩した心の声を聞いた思いだった。
☆『原宿バッド・エンジェルス』より
『原宿バッド・エンジェルス』は、舘さんや岩城さんに言われた言葉や
話したことなどが、いっぱい詰まった小説です。
たくさんの言葉を聞きながら、未熟な若者の千藤は、男としての
美学を学び、人としての生き方を学び成長していく。そんな物語に
なっているのが、『原宿バッド・エンジェルス』だ!
では、また