クリスマスイブ! | 遠藤夏輝オフィシャルブログ by Ameba

クリスマスイブ!

クリスマスイブ……


遠藤夏輝オフィシャルブログ by Ameba


3歳のときに養子にいった俺のクリスマスイブの想い出は、

小学4年生のときに、「好きなものを買いなさい」と言われて、

養母からお金を貰い、町の小さな本屋さんに行って、

『リア王物語』という本を買った記憶が鮮明に残っている。

両親が働いていたから、家族でクリスマスイブを迎えたと

いう想い出がまったくない。


俺はその本を抱えて、夕焼けを見ながら泣いていた。田舎

にいる姉や兄、母親、おばあちゃんを想い出しながら……。

「必ず迎えにいくからね」という母親の言葉だけを胸に抱い

て、クリスマスがくるたびに、陽が暮れるまで駅にいて、来る

はずもない母親を待っていた。そして暗くなった道を泣きな

がらトボトボと、家に帰ったことしか記憶にない。


家族団らんで普通に、クリスマスイブの夜を迎えている友達

が、どれほど羨ましかったか。


小さな頃のクリスマスイブの想い出は、それ以前もそれ以降

もトラウマのようにそのことしか憶えていない。


結婚して子供が出来たとき、自分が経験した寂しくて悲しい

クリスマスイブにはしたくなくて、どんなに仕事が忙しくても

イブの夜は家族4人で過ごした。


そして子供たちには夢を持たせたかった。サンタさんは本当

にいるよ。ということを……。


これは去年のブログにも書いたけど、我が家のイブの夜は

ローストチキンや料理やケーキを食べるだけで、プレゼント

は渡さなかった。プレゼントはクリスマスの朝に、枕元に置

いておく。そして、テーブルには3個のコーヒーカップ。まる

でサンタさんと一緒に飲んだような、凝った演出。


朝、プレゼントを抱えながら、「サンタさんきたんだね」そう言

いながら起きてくる子供たちの笑顔に、幸せを感じたものだ。


自分が味わった寂しい思いだけはさせたくない。その気持ち

しかなかった。


みんさんはどんなクリスマスイブを迎えるんでしょうか?


愛する人と一緒に、大切な子供たちと一緒に過ごすイブの夜。

事情があって、愛する人や大切な人と過ごせないイブもある。

でもきっと、心の中には、愛しい人がいて、大切な人がいて、

傍にいないけど、あなたと一緒にイブの夜を迎えるんでしょうね。

寂しいけど、それも一つのクリスマスイブ。そして、

クリスマスキャロルを愛する人とともに……。



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俺のここ何年かのイブの夜は、フジテレビの“明石家サンタ

のクリスマスプレゼントショー”を夜中に観ながら、笑って過

ごします。


☆Merry Christmas☆



では、またパー