アン・ルイスさんとの出会い! | 遠藤夏輝オフィシャルブログ by Ameba

アン・ルイスさんとの出会い!

当時の話ですけど、バッドエンジェルスとアン・ルイスさんとの

出会いを聞きたいというリクエストがあったので書きます。


その前に経緯を簡単に書くと、キャロルが解散してから、

ジョニー大倉さんの主演映画を作るということになって、

誰かは忘れたけど、クールスのメンバーから暴走族の

メンバーとしてのエキストラを探しているから、出ないか、

という話でディレクターを紹介されたのきっかけだった。


制作会社は『テル・ディレクターズ・ファミリー』という、当時、

キャロルの解散ビデオを制作した会社で有名だった。

後に、そのテルさんは尾崎豊を世に出した人……。


主演がジョニー大倉さんで、ヒロインが原田美枝子さんだった。

ジョニーさんも原田さんも、それがデビュー作になるはず

だったけど、その映画は結局お蔵入りになってしまった。


それからしばし、バッドエンジェルスは映像に出るようになる。


その制作会社から次にきた仕事が、12チャンの“私”という

芸能人のプローモーションフィルムのような10分間番組だった。


もう亡くなってしまった川谷拓三さんが役者になるきっかけが、

マーロン・ブランドの“乱暴者(ワイルド・ワン)”という映画を観て、

マーロン・ブランドに憧れ役者になったので、そのワンシーンを

再現するというモノだった。


川谷さんがWの革ジャンを着て、マーロン・ブランドに扮し、

その回りを俺たち、バッド・エンジェルスがかためるという撮影

だった。


晴海埠頭をバイクで走ったり、港で撮影したり、10分間番組

なのに、こんなに時間が懸かるのか、と思った(笑)。


川谷さんは、すごく優しくて腰も低くく、苦労人という感じで、

気さくに俺たちと接してくれたことを憶えている。


そして、アン・ルイスさんの出演のときに、そのフィルムを観て、

「バッドエンジェルス、グッド」というご指名で、また仕事の依頼が

きたのが経緯だった。


ちなみに、川谷拓三さんのマネージャーに俺はスカウトされ、

役者の道に進むことになるのだが……。



つづく



では、またパー