尖閣諸島事件！

あまり政治のことは触れたくはないけど、尖閣諸島の中国漁船事件

はこれだけ世の中で騒いでいるし、どう思うかと聞かれたりするので、

ちょっと触れてみる。

読みたくない人はスルーしてください。

YouTubeで映像が流出した問題は、正直、良く出してくれたと思った。

本来ならもっと早い段階で、政府が日本国民に対し、報せるべきもので、

何故、隠してしまったのか、何故、船長を釈放してしまったのか。

疑問と不信感だけが残った。

YouTubeで流れたのは約４０分間のものだったけど、実際は２時間

はあるらしい。その中には船長や乗組員を逮捕する映像もあると聞く。

逮捕のとき、海上保安庁の保安官は海に突き落とされ、モリで突かれて

いるシーンも映っているとか。現場の保安官は命がけで任務に就いてい

るわけだから、それを政府が勝手にもみ消したら、彼らだって、憤怒たる

思いになるのは当たり前だ。悔し涙を流した保安官もいただろう。

そして、勝手に検察庁がやったこと、などと政府が責任逃れしたら、

ふざけんじゃねえ。っていう気持ちになるのも当たり前だ。

それを思うと、今回の映像の流出は、良くぞやってくれた。という感じだ。

国家公務員法の秘密漏洩の罪なんて大したことじゃないんだから、

堂々と名乗って自首をしたら、ヒーローという言葉は適切じゃないかも

知れないけど、俺は擁護する。法律的に罪になっても、心情的にそれを

責めることなどできない。

しかし、民主党に期待したけど、本当に政治ができるのか不安だ。

ロシアとの北方領土の問題。

アメリカとの普天間基地などの問題。

そして今回の中国との問題。

まったく外交ができない政府を露呈してしまった形だ。

事業仕分けなどをやって、良いこともあるのだろうが、なんかただの

パフォーマンスにしか見えないのは俺だけだろうか。

それよりも今の直面している問題を、適切に早く対処すべきで、

国益を守るのも政府がすべきことだろう、と、思ってしまう。

弱腰、機能していない政府ということを、世界に配信してしまったような

今回の事件は、けっこう致命的だろうね。

しかし、YouTubeで動画が流されるというのも時代の流れなんだろうなぁ。

今までだったら、テレビがスクープとして取り上げることを、インターネットで

誰でも世界中に配信することができる。良い悪いは別にして、

ある意味恐ろしいことだ。

でも、今回YouTubeの映像が出なかったら、中国に対し、反日デモとかも

やられて、すごく嫌な気分のままで、不完全燃焼のまま、悪い感情を抱き

続けることになったのも事実だろう。

では、また