ファミレスで仕事中。
また、1年で一番忙しい時期がやってきた。終わらない仕事にイライラしながら、土日も返上。
でも、仕事があるって幸せなことだ。

いまの部署には、いろいろ不満もあるけれど、私にやれることがたくさんあるし、任せてもらえているという充実感もある。

職を変えることも継続して検討しているけれど、なかなか条件、仕事内容とも納得できるものは見つからない。やっぱりいまよりお給料が下がってしまうのは嫌だし。
欲を言えばきりがないけれど、本当はわりと、恵まれているのかもしれない。
都内に住んで、年に2回、海外旅行に行けて、山にも何度も行っている。ルーチンでない、自分の企画で動く仕事ができている。
たかが数ヶ月、土日返上になるくらい、若いうちならたいした問題ではないかもしれない。


Android携帯からの投稿

3日目その1。


【入山3日目前半の行程】

水晶小屋(5:02)-ワリモ岳(6:15)-鷲羽岳(7:13)-三俣山荘(8:58)




この日はペルセウス座流星群の極大日だった。明け方外に出ると、たくさんの流れ星が見えた。こんな下界と遠く離れた場所で見られるなんて本当にラッキー。

ただ、なんだかだるい。もしかして、と嫌な予感がした。


予感は的中で、どんどん気持ちが悪くなってきた。高度障害だ。昨日、自分の体力の割に頑張りすぎたのだろう。今日、行動できるかとても不安になりながら、美しい朝焼けを眺めた。


こんな景色、もう一生にこれきりしか眺めることはできないかもしれない。朝焼けに染まる水晶小屋からの槍。


そしてご来光。


この時間帯は、数分ごとにまったく違う色を見せる山と空。


本当は4時発の予定だったけれど、5時に遅らせて、なんとか出発した。風が強く、寒い。長袖Tシャツの上にフリース、さらにゴアテックスの雨具を着て歩き始める。



気持ちの悪さと頭痛で、このあたりは本当にきつかった。なんとかワリモ岳へ。結構な標高があるのに、とても地味な扱い。相変わらず風は強く、まだ寒い。ただ登っていたので、フリースはカッターシャツに変えた。



今日は雲が多いかな、と思っていたけれど、だんだん晴れてくる。




そして、鷲羽岳!鷲羽池に、ちょっぴり槍の穂先が映っている。この山行に来る前、会社で親しくしている山岳部出身のおじさんに、「鷲羽から見た槍は最高ですよ」と言われていたので楽しみにしていた。本当に、すごい。ああでもこういう感動、山をやらない人にはきっと「なんのこっちゃ」という感じなんだろうとはわかっているんだけれど。言わずにいられない!


すごくグロッキーななか、記念写真。来れてよかった!






鷲羽から三俣山荘までの下りがすごくすごくすごく急で、高度障害で頭痛のしていた私にはほんっとーにきつかった!!景色がすばらしいことだけが支えだった。



だんだん気温も上昇。暑い!きつい!


ようやっと三俣山荘に着。あまりにもきつかったため、ここで休憩し、1時間以内に体調が回復しなかったら本日はここまでにしてもらえるよう、友人に相談した。


槍をバックに、ハイマツの上に干された布団。うーん、ここならではの景色。


さて、私の体調は回復するのか?

不安でいっぱいになりながら、とりあえず水分補給をして休んだ。

2日目その2。


【入山2日目後半の行程】


野口五郎岳(7:49)-東沢乗越(9:37)-水晶小屋(10:52)-水晶岳(11:30)-水晶小屋(12:00)



よく晴れた空の下、野口五郎を後にして、憧れの水晶岳へと向かう。




真夏でもこんなに雪が残っている。




東沢乗越。ここまでくるのに、真砂岳を巻いたり、わりとアップダウンがあって結構疲れた。でも、この後もまだまだ!大変だったのだ。




手前の赤茶色の山が赤岳、その奥に黒っぽい山が、ついにお目見えした水晶岳。

ともかくこの赤岳を越えるのが本当にきつかった。稜線に出てしまえば楽、と思っていたけれど、実際そういうことが多いけれど、なんだかこの日はずいぶんアップダウンした。



ヘロヘロになってやっと着いた水晶小屋。


ああ、この力汁のおいしかったこと!!!これを食べて生き返る気持ちだった。


さて、一休みして、水晶小屋に荷物をデポしていよいよ水晶岳のピークへ向かった。さっきまでいた野口五郎の穏やかな姿が美しく見える。


ついに!ついに!やってきました水晶岳。水晶岳は、水晶が取れたのでこの名がついた。登っている最中も、キラキラと足元に水晶のかけらがあって、ああ本当なんだなあとびっくり。昔はここで砕石していたらしいけれど、ともかく下界まで運ぶのが大変だったろうなあ。なお、黒岳とも呼ばれている。見てのとおり黒いからだ。


もちろん水晶のピークからは槍穂もばっちり。


ああなんてすばらしい景色なんだろう。生きていて、働いていて、本当によかったと思う瞬間。


雷鳥の親子に出会う。これは子ども。かわいらしい。


ピークは激混みだったので、あまり長居せず小屋へ戻る。



小屋の裏側にいたお地蔵さん。いい景色を毎日眺められて幸せそうだなあ。


ここは本当に山深い。どこまで見渡しても、連なる山ばかりで下界の気配はまるで感じない。世間を離れて、本当に自由な気持ちになれる場所だ。


水晶小屋の夕飯は、カレー食べ放題だった。調子に乗って食べ過ぎてしまった。


徐々に暮れてゆく。夕暮れは何度も見ても美しい。うっかり涙が出そうになるほど。









水晶小屋は、噂にたがわずひどい混みようで、布団1枚に2人で眠る状況だった。


大学時代の山サークル時代に、大なべに「水晶」という名前がつけられていたのを思い出す(共同装備には、よく山の名前がつけられていた)。あの頃からずっと、あこがれていた山にやっと来ることができたのだ。

感慨深いなあ。人生、何がどうなっていくかわからないけれど、いつでも、夢をかなえるチャンスはあるのだ。