本日は実家で犬と一緒にお留守番。我が家には、父の愛して止まない3歳の娘(犬)がいて、そりゃあもう甘ったれで人見知りでお馬鹿さんで淋しがりやなのだ。
父の外出中に、多少の家事をしておく。
1階だけ掃除し(2階まで手がまわらないし、もう父も1人なので2階はほぼ納戸状態なのだ)、布団を干し、洗濯を4回。あーくたびれた。
さて、夕飯はどうしようかな。
離婚して親不孝をしてしまったなあと反省しているが、こうやって父の世話を焼きに来るのに何の罪悪感もなくなったのは唯一、いいことかもしれない。
既婚時代も、本当はもっと頻繁に実家に帰って父と食事をしたり、家の手入れを手伝ったりしたかったのだがどうも元夫の顔色をうかがってしまってできなかった。
それは、とりもなおさず同じことを元夫にされたら嫌だな、という私のエゴからきていたのだろうと思う。頻繁に元夫の実家(といっても元夫の両親は別居しているし、「実家」と呼べるような場所はなかったのだけど)に付き合わされるのは嫌だったし、元夫が1人で親のところにしょっちゅう帰るなんてのも嫌だった。
私のワガママときたら浅ましいことこの上ない。
私に結婚は向かなかったということなのかもしれないな、と少し思う。
元夫の両親が好きでなかったからに違いないという淡い期待はあるけれど、そうでない可能性を考えると自分の狭量に絶望的な気持ちになる。
なんにせよ、父と一緒に過ごす時間を大切にしようと今は思う。
人も変われば変わるものなのだな、と自分自身に驚きながらそう思う。
私はそもそも、そんなに父と仲が良かったわけではない。むしろ、父を嫌い、煙たがっていた。
それが変わったのは母が亡くなってからだ。
感情を表に出すタイプではない父が、ことあるごとに涙を流した。
母の生前、2人でよく来たという喫茶店に入ったとき。家族でよく来たデパートの中のレストランに行ったとき。母とよく行ったという紅葉スポットのニュースが流れたとき。
そして、何の脈絡もなくポツポツと語る、結婚前、交際中だった頃の母との思い出。
胸が痛くてたまらなかった。
「あれはね、まだ結婚する前のことだけどさ」
以前と比べて明らかに元気をなくしてしまった父の淋しい時間が、少しでもまぎれるようにしたいと思うようになったのだ。
そうは言いながら、仕事優先の生活で一緒に暮らそうともしない、孫の顔を見せてもあげられないダメな娘ではあるけれど。