前年度の目標達成度について、上司との面談があった。


「今年度の開発案件、私としてはとてもよくやってくれたと思うけれど、ナツキさんが来年向けて、あえてあげるとしたらどんなところに問題があった?」


こう聞かれて、ツルっとこう答えてしまった。


「協力会社の能力の見極めが甘かったと思います」


はい。まだまだですね、社会人として。開発者として。

上司に諭されました。

「うーん…。確かにね、あの会社のあの担当者はひどかったと思う。でも、そうやって切り捨てて、じゃあほか探そうっていうんじゃなくて、どうしたらあの会社のあの担当者をうまく生かせたのか、そっちを考えてほしいよ。

企画がナツキさんなんだから、ナツキさんには「こうしたい」って強い思いと理想があるよね。それを、どこまで伝えられたのか、どうやったらもっと上手に巻き込んで、あの担当者を乗せて、ナツキさんの力技じゃなくて効率よく開発できたのか、それを課題だと思ってほしいな」


本当にそうだ。

私はいつも、自分の理想を追うあまり、人にまかせきれなくなって時間も足りなくなって力技でつじつまを合わせてしまう。

でも、もう私も中堅だ。

既にできていないっていうのが私のダメ社員っぷりを表しているけれど、仕事のやり方、本当に見直さなくちゃな、と思った。


開発者だからといって、理想を追うだけではすまないのだ。


※でも、実は最初の発言、上司への嫌味でもあった(笑)。その会社に発注するって、いつの間にか上司が勝手に決めてたから。まあいろいろしがらみがあるんだろうけど。